汗ばむほどの温かい春の土曜日。ミモロは、京阪電車に乗って「伏見桃山駅」に降り立ちました。
ここは、京都の銘酒の蔵元が集まるエリア。町に点在する大きな蔵元により、独特の情緒あふれる雰囲気が漂う町です。
3月20日、21日の両日、伏見の日本酒の蔵元が、普段は、入れない製造工場の敷地を使い、試飲会などをいろいろなイベントが行われます。
ミモロが、訪れたのは、延宝5年(1677)創業の山本本家。清酒「神聖」で有名な酒造メーカーです。
10時から開催している蔵開き。ミモロが訪れたのは、すでに14時を過ぎていました。「わ~ギリギリ間に合った~」
開催は、15時までなんです。いつもギリギリセーフのミモロ。
「わ~人がいっぱい…」
広い工場の敷地には、酒器などが並ぶテント、お酒を使った汁やお酒の肴になる焼き鳥などのテントが並び、大勢の人たちが、春の温かな陽射しを浴びながら、楽しそうに過ごしています。
奥では、「蔵ジャズフェスティバル」が開催中。ジャズの軽快なリズムが、会場内に響いています。
小さなミモロは、「見えない…」どんなにジャンプしてもアーティストの姿は見えません。「でも、ジャズのメロディーが聞こえるからいいや~」と。耳だけ楽しむことに…。
もちろん「神聖 山本本家」が製造したさまざまな種類のお酒の販売も…。
「試飲もできますから、どうぞ~」と、1杯300円~好みのお酒を味わうことができます。
「飲んじゃおうかなぁ~。でもお顔赤くなったうとまずいし~」と。それは気にしなくていいんじゃないの?
お酒を味わうのは諦めて、「こっちにする…」と、お酒を仕込むのに使う名水を頂くことに…こちらは無料。
「どうぞ、遠慮なく飲んでくださいね~」と、お姉さんに言われ、さっそく1杯いただきます。
「なんかまろやかなお水…美味しい…」と、名水でのどを潤すミモロです。
さて、そろそろ次へ行こうとしたとき…
「わ~たくさんのゆるキャラが来る~」
滋賀県から参加した「ことなまる」
伏見を代表する「ふしみこちゃん」
伏見納屋町の「なやまっち」
西山ケミカルのキャラクター「かばきち」など、
伏見にゆかりのあるいろいろなゆるキャラが一同に集まり、町をパレードしているとか…。そしてここで交流会が行われるだそう。
「このこカワイイ…」小さな子だぬきは、信楽からの参加です。
「いろんなゆるキャラがいるんだね~」と、感心するミモロ。「あんたは、ゆるキャラじゃないの?」「はい、ミモロは、ゆるキャラじゃありません」とキッパリ。「ミモロは、リポーターですから…」という自覚をもつミモロです。
伏見の春の蔵開きは、21日まで各所で開催。
日本酒好きは、いろいろなお酒が味わえる見逃せないイベントです。
まもなく、伏見ならではの運河をめぐる「三十国船」も周辺の桜を眺める季節に…。
「楽しかったよ~」と以前乗船してことがあるミモロおすすめの観光船です。
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