冬のある日、ミモロは、「京の冬の旅」非公開文化財特別公開をされている「仁和寺」に伺いました。
「また来ちゃった~」
そう、「仁和寺」は、秋の夜間拝観などでも伺っています。
今回は、「御殿」と「庭園」を拝見します。
「ここは、いつもは行けないエリアなんだって~」と、勅使門がある宸殿南側庭園へとすのこの上を歩きます。
勅使門は、いつもは内側からは拝見できません。
「仁和寺」は、真言宗御室派の総本山。仁和4年(888)に、お父様の光孝天皇の思いを継いで、息子の宇多天皇が造営。以来、1000年にわたり代々皇室から住職を迎える門跡寺院で、「御室御殿」と言われる雅さがあふれる寺院です。
ミモロは、トコトコと御殿の廊下を進みます。
御殿は、見事な襖絵や品格ある設え…「さすが皇室ご出身のご住職がいらしたお寺だね~」とミモロ。
廊下にある板戸にも描かれた四季の景色なども、華やかさを添えています。
グルリと御殿を巡る廊下で、時々立ち止まりながら、庭園の形式を楽しみます。
御殿北側の庭園は、大正時代に作庭家、7代目小川治兵衛が手がけた池から向かい側の築山の茶室を望み、その先には、五重塔の姿も…。
今回、築山の茶室「飛濤亭」も公開。そこを拝観している人の姿に思わず手を振るミモロです。
「気づかないみたい~」と一生懸命手をふりますが、小さすぎて気づかれませんでした。残念…
「御殿」と呼ばれる建物は、「宸殿」「白書院」「黒書院」など、建物が回廊で結ばれています。
「仁和寺」は、将棋の竜王戦が開催される場所。
「すごいこんな格式あるお座敷でするんだ~」
「やっぱり門跡寺院って、本当に雅さがあるんだよね~」とミモロ。
確かに、他の寺院のように水墨画より、きらびやかな金箔が多い感じです。
「こっちも行こう~」と順路に従って、北にある「霊明殿」に向かいます。
「ヨイショ~」と階段を上って…
この建物は、明治44年に建立。内部には、薬師如来坐像が祀られています。
そこからもお庭を拝見…
御殿を拝観した後は、一度門を出て、塀に沿って、北側に向かいます。
そこには、茶室「飛濤亭」へ続く門が…
苔むした庭園を奥へと進みます。
「なんかこの苔のお庭、深い森にいるみたい~」
「飛濤亭」は、光格天皇の思いを伝える茶室と言われます。
一般の茶室にある「にじり口」はなく、「貴人口」と言われる大きなサイズの戸口になっています。
「そうだよね~皇室関係の人があの小さな躙り口から頭を下げて入るってないよね~」と、ガイドさんの説明に頷くミモロです。
「はい、ここで特別公開の場所は終わりです」と言われ、ミモロは、再び苔の庭を抜けて出口の門へ。
ぴょんぴょんと飛び石を弾むように進むミモロ。
いろいろな向き、いろいろなサイズや形の飛び石…
「なんか遊び心があって楽しいね~」と、歩くのが楽しくなるような飛び石の配置です。
さて、春は桜の名所としてにぎわう「仁和寺」。ここのオリジナルみくじは、桜の形…
「なかなか見ごたえあったね~」とミモロ。
「京の冬の旅」は、3月18日まで、コロナ禍の今、予約しなくても拝観できます。
「参拝者少ないもん…」と、ミモロ独り占めの状態も…。
*「京の冬の旅」の詳しい情報はホームページで
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