ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都御室仁和寺そばにある和のレンタルスペース「風の和音」。1000坪の邸宅で、和室、茶室、庭園などが借りられます。

2022-08-26 | 京都

「ミモロちゃん、いろいろなイベントするのにおすすめの素敵なスペースがあるから、行ってみない?」と、ある日お友達に誘われて、訪れたのは、京都、御室の仁和寺西門のそばにある和のれんたるすぺーす「風の和音」です。

「え~ここ~!?」と、立派な門構えの邸宅です。

仁和寺の西門付近には、大きな敷地のお家が多い住宅地。その中でも、敷地面積1000坪というこの邸宅は、ひと際立派。

「いらっしゃいませ~」と門で迎えてくださったのは、この邸宅を管理なさっている小林さん。

「ここは、祖母が建てたものなんですよ」と。事業をなさっていた小林家…さまざまなご趣味をお持ちだったおばあ様。その美意識を集約させたような建物です。

「どうぞ中へ」と玄関に立つミモロ。「なんかドキドキしちゃう…」と幾分緊張しているよう。


まずは母屋へ。


ここには、8畳と6畳の和室があり、ひと間にして、ヨガレッスンや講演会、ワークショップなどが開催できるそう。


「わ~お庭も広いね~」と和室の前に広がる庭園。

「ここで過ごせるなんて素敵~」と。

「お茶室もあるんですよ~」と小林さんのご案内で、奥へ。


丸窓のある茶室「衣翠庵」では、お点前ができるようにお茶の道具も揃っています。
「では、まず一服…」とお点前のマネっこをするミモロ。

お友達もお客様になってくれました。


お茶室からもお庭が見えます。


「では、次は離れへ…」と「え~離れもあるんだ~」と庭からそこへ移動します。

おばあ様が尊敬していた実業家であり思想家の中村天風氏が名づけたという離れ「不孤庵」。

しっとりとして趣ある設えです。

「あ、昔の電話だ~」とダイヤル式の黒い家庭用電話です。
「わ~懐かしい~」とお友達。

「もしもし~」と受話器を持つミモロ。「あ、それは繋がってませんから…」
昔は、電話のダイヤルは回すもの。でも今は、スマホをタッチするものに。半世紀で、電話は大きく変化。

「なんか旅館みたい~」というミモロ。

でも、ここには、お風呂や台所はありませんので、宿泊はできません。

おばあ様が亡くなってから、一時、荒れた状態になったお庭と建物。そこに移り住み、少しづつ整備なさったそうです。
「やっと皆様に使っていただける状態になりました」とおっしゃる小林さん。

素晴らしい邸宅とお庭を維持するためにも、使うことが大切と、レンタルスペースになさったそう。

現在、いろいろなイベントや展示会などに利用され、中でも人気なのは、ウエディングの写真撮影をはじめ、和服の写真撮影などだそう。和室で着替え、お庭などで撮影。さまざまなシーンが撮影できると好評だそう。


レンタル料金は、1部屋1時間2000円。庭園のみは3000円など。


「ここでお弁当食べたり、お昼寝したい!」と贅沢なことを思うミモロ。


さまざまな使い方ができそうな、素晴らしい和のレンタルスペースです。

*「風の和音」の詳しい情報はホームページで


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京都の山里、久多に伝わる室町時代からとも言われる夏の神事「花笠踊」

2022-08-25 | 京都

京都左京区の山里久多に伝わる「花笠踊」。国指定重要無形民俗文化財です。8月24日の夜、ミモロは、その祭りへ

「すごく素敵なお祭りなんだって~」と以前、見たことがあるお友達に言われていたミモロは、どうしても見たくなりました。

京都の町中から、車で約1時間。「踊りが始まるの、夜21時頃からだって~」。そこで20時頃出発。大原、途中などを抜けてひたすら北へ進みます。夜ともなると車の姿が少ない国道367号線。カーブの多い道は、ヘッドライトをアップさせないと、先が見えにくい状態です。「バックミラーにもなんにも写ってないよ~」とミモロ。何か写ったら、その方が怖いでしょ!

スピードを抑えめに、窓を開けて、風を車内に入れながら…「あ、虫の声が聞こえる…」と。走行中でも虫の声が聞こえ、秋の訪れを感じます。「気温21度だって~涼しいはずだね~」。町中の暑さとは程遠い快適な気温です。

後ろに車のヘッドライトが見えると、脇に寄って、道を譲ります。国道367号線は、福井に通じるため、帰路を急ぐ福井ナンバーの車もいるので、のんびり走るミモロカーは、道を譲るのがマナーかと…。
国道から久多方面に左折すると、しばらくクネクネした山道が続きます。
「景色なんにも見えないから、いつもより凄く長く感じるね~」とミモロ。そう、山道は、渓流沿いに続き、昼間なら川の姿が美しいのですが、真っ暗な夜。杉林の景色もシルエットです。「狸やキツネさん出てこないかな?」と車窓からキョロキョロ。

夜のドライブを楽しんで、目的地、久多の「志古淵神社」に無事到着です。
すでに境内には、「花笠踊」を見物しようと、人が集まっています。

創建延暦12年(793)と言われる古刹で、この地域の氏神さま。
いつもは、ひっそりとした境内には、盆踊りの櫓が立ち、また本殿には、たくさんの燈明が輝いています。

まずは、参拝…。


「あ、ミモロちゃんいらしたんですね~」と、北山友禅菊の苗植えや稲刈りなどでお世話になっている地域の世話役の常本さん。

「あれ?踊らないんですか?」とミモロ。「はい、今年は裏方で、お世話をしてるんです」と。

「あの~花笠踊のこと、少し教えてください~」
花笠踊は、室町時代に都で流行した風流踊がルーツといわれます。この風流踊は、都人などが、いろいろな衣装を着けて、お囃子や小唄に合わせ、みんなで踊るもの。その趣向を凝らした姿が、当時の人たちを夢中にさせたそう。

その後、風流踊りは、都で廃れ、山里などに残ることに。つまり久多の「花笠踊」は、ここで生まれたのではなく、室町時代の京都の風流踊の姿をとどめる貴重なものになったのでした。

久多では、美しい花の燈籠をもって踊ります。

「わ~きれいな花笠~」と興味津々なミモロ。
この花笠は、久多の集落の男性が作ります。「作るとこ見たいなぁ~」と言っていたミモロですが、「う~残念ながら、作るところは女人禁制。ミモロちゃんは、女の子だからダメ」と。祭りに向けて、それぞれの集落で作られる花笠。
「以前は、男の子が頭にかぶって踊ったんです。でも、少子化で、子供がいなくて、今はおじさんたちが手にもって踊ります」と。

そうこうしているうちに、境内には、次々に集落から花笠が到着。

それをまずは、本殿に供えます。

花笠踊が無事に行われるように祝詞の奏上も。


その後、しばらく休憩があり、その間、女性たちが櫓の周囲で盆踊りを…
21時過ぎにいよいよ踊りが始まりました。


舞殿から神職の方々が見守ります。


踊りは、とてもゆっくりとした動き…立ったり、座ったり、回ったり…。「花笠の中には、ローソクが灯っているのでそれが消えないように激しい動きはありません」と。また、もともと都人の優雅な踊りがルーツなので、その動作も雅さがあるのだとも…。


本殿に向かうように立つのは、踊りの演目の歌を歌う方々です。さまざまなお話を題材にした小唄は100以上もあるそうで、それに合わせて踊りの動きも変わるのだそう。

「あの~どんな内容の歌なんですか?」とミモロ。
「そうですね~どこの家にお嫁さんが来たとか、都でどこの水が美味しいとか、いろいろです」と常本さん。
どうも昔、人々が関心をもっていたトピックスを歌っているようです。

「こんばんは~」とミモロは観客の中に顔みしりを発見。さっそくご挨拶。

「あ、どうもミモロちゃんも来てたんですね」とおっしゃるのは、京都の門川市長。久多自治振興会の河原会長と共に、京都の大切な民俗文化財を見守っていらっしゃいました。京都市では、アフターコロナの観光政策として、伝統工芸や文化へのふれあいや継承の促進などにも力を入れています。
市長自ら、夜遅くまで伝統文化に触れ合っていらっしゃいました。

「花笠踊」は、「久多花笠踊保存会」のみなさんが継承なさっていますが、若手不足が深刻とか。
山里などへの移住も促進している京都市。貴重な伝統が廃れないように願うばかりです。

「わ~もう22時半になってる~」そろそろ眠くなったミモロです。「あの~ここら辺でお暇します」と常本さんに挨拶。

この「花笠踊」は、深夜まで続きます。なんでも昔は明け方までやっていたとか…。


「素敵な時間をありがとうございました」と本殿にお詣りして、久多を後に、夜の国道をひたすら京都の町目指して進みました。

京都の自宅に戻ったのは、23時をかなり回ったころでした。


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ミモロの夏休み。東京の絢爛たる日本文化にあふれたミュージアムホテル。目黒の「ホテル雅叙園東京」

2022-08-24 | 宿・ホテル

「すごすぎる~!」と、ミモロが、言葉なく見上げるのは、東京目黒の「ホテル雅叙園東京」の宴会場の天井です。

夏休みのはじめ、ミモロは東京に出かけました。その時、立ち寄ったのがここ。

JR山手線「目黒駅」から、徒歩10分。目黒川沿いに建つ全60室のオールスイートルームのホテルです。


そもそもこのホテルの前身は、北京料理の高級店でした。昭和3年創業者の細川力蔵が、芝浦の自宅を改築し、昭和6年から料亭を始めたことから…。この料亭は、日本初の総合結婚式場ともいわれます。

創業当時から、館内は、見事な日本美術品などが飾られ、建物自体も宮大工が技を凝らしたもので、その芸術性は高く評価され、「昭和の竜宮城」と言われていたほど。
建物の老朽化により、大規模改修工事が行われ、戦前からのケヤキ材で作られた木造建造物「百段階段」や館内の宴会場、座敷棟などは、東京都の有形文化財に指定されています。

「昔、ミモロのママの親戚のお姉さんたちが、ここで結婚式挙げたこともあったんだって~」とミモロ。

「中華料理も美味しかったって…」と。実は、ここは、現在は一般的になっている中華料理のターンテーブルを考案した料理店と言われ、それが中国本土にも伝わったのだそう。「え~あのターンテーブルって日本生まれだったんだ~」と驚きます。


1991年に総工事費850億円を投入。モダンでラグジュアリーなホテルになりましたが、それまで経営を担っていた創業者一族の運営会社は、2002年に経営破綻。その後、外資系ファンドに買収。その後もいろいろあって…現在は、ワタベウェディングの完全子会社となっています。

またオフィスビルである高層タワー「アルコタワー」には、現在アマゾンジャパンなど外資系企業が多数入居しています。

「いろんな歴史を経たところなんだね~」とミモロ。

では、現在のホテルのパブリックスペースを見てゆきましょう。

「わ~なんか美術館にいるみたい~」と言いながら、ロビーからレストランエリアへ進みます。

途中の壁面には、江戸情緒あふれる絵が次々に…

広いスペースに展開される江戸文化。

「京都とは趣が違う…」と。やはり京都は、平安や安土桃山時代などの文化芸術が主流。徳川幕府の時代、花開いた江戸文化には、京都にはないその時代の人々の勢いを感じます。

大きな屋根ですっぽり覆われた中庭は、どんな天候でも快適に過ごせるスペース。そこには、カフェラウンジなどが…。

「あれ?茅葺屋根の建物がある…」
そこは、日本料理「渡風亭」で、日本伝統の設えの個室で味わえるのだそう。
 

「あの~もっと、いろんな絵が見られるところありませんか?」とミモロは、ホテルのスタッフに伺いました。
「それなら、エスカレーターで上がって、宴会場の入口から少し見えますよ」と言われ、上の階へ。

途中にも艶やかな絵画が次々に登場します。
そして宴会場の入口へ。ここから先は、お客様以外入れないので、ミモロはそこから中を覗きました。
「うわ~凄い迫力!京都の格天井より凄い!」と、床以外、あらゆる方向に絵がびっしり。

「なんか異空間って感じ~」と驚くミモロでした。

「あ、もう待ち合わせの時間になっちゃう。ここから移動しなくちゃ~」と慌てるミモロですが、その前にトイレへ。
「え~と女性用はこっちかな?」とミモロは女の子なのでレディースへ。

トイレの表示もアートです。

さて、内部は、ここがトイレかと思うほどの設え。

個室の離れやのようにトイレがあります。ゆったりとしたスペースのトイレは、和服で訪れた人にも好評。
そこにも個性的な室内装飾が…。

「う~凄い!」とミモロが驚いたのは、トイレのドア。
まるで朱塗りのようなドアで、そこには螺鈿の装飾が施されていました。


「今度、ゆっくりランチしたいね~」というミモロです。この日は残念ながらこれ以上ここに滞在できませんでした。

「外国人観光客の人、喜ぶね~日本人でもびっくりする迫力だもの…」とミモロ。

いつもは浴衣姿が目立つミモロも、ここではあまり目立ちませんでした。

*「ホテル雅叙園東京」の詳しい情報はホームページで

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ミモロ法隆寺へ行く!夏休みは、暑いけれど、観光客が少ない穴場時期。

2022-08-23 | 奈良、近畿

8月のある日、ミモロは、お友達と一緒に奈良の法隆寺を訪れました。


ここは、1993年に日本で最初に世界文化遺産になったところ。

飛鳥時代の姿を今に伝える世界最古の木造建築で知られます。

この日、ミモロは、奈良時代の衣装で…「暑いけど、やっぱりの衣装が似合うよね~」と頑張って着ていきました。


猛暑日のためか、観光客の姿は少なく、夏休みということもあり、修学旅行生もいません。「なんか静かだね~でも、ゆっくり参拝できる~」とまさに穴場時期なのです。

ほとんど人影がない参道を進みます。
「奈良時代の人たちもこの景色見てたのかな?」


御病気になられた用明天皇が、自らの病気平癒を祈り、寺と仏像の建立を誓願されましたが、それが叶う前に崩御されます。その願いを継ぎ、推古天皇と聖徳太子が推古15年(607)にご本尊を薬師如来とするお寺を建立。それが法隆寺であると伝えられます。

現在、塔と金堂がある西院伽藍、夢殿のある東院伽藍を中心に、約18万7000㎡の境内には、飛鳥時代をはじめ、各時代の建物が点在しています。

「広いし、見どころいっぱいだね~。さすが法隆寺…」とミモロ。

実は、この日、法隆寺を訪れたのは、「OKINAシルクロードプロジェクト」という、日本の電工芸能と現在のパフォーミングアートの演者と共に、シルクロードを旅して各地の芸能と交流することで、今を未来とつなぐ新しいシルクロード文化を作る試みの「奈良編 法隆寺公演」に参加するためでした。主催は「一般社団法人culture and peace/mihoproject」で、今後も明日香村や壱岐・対馬への旅が企画されています。詳しくは「ミホプロジェクト」☎075-417-4870

聖霊院聖徳太子像の前で、法隆寺130世住職の古谷正覚管長さまの読経と琵琶奏者の友吉鶴心さんの琵琶演奏の奉納が…。「感激しちゃった~」というミモロ。
その後は、古谷正覚管長と友吉さんのトークセッションが行われました。

「法隆寺って、やっぱり特別なお寺だと思います。お話伺えてうれしかったです」と、ミモロ。

「それは、よかったです~ぜひ、またいらしてくださいね~」と古谷正覚管長に優しく抱っこしていただいたミモロです。

トークセッションなどが終了してから、ミモロはお友達と境内を回りました。


西院伽藍の金堂では、聖徳太子のために作られた「釈迦三尊」と壁面の天人や鳳凰の壁画に感激。

そして、宝物庫である「大宝蔵院」では、「百済観音像」の優美な姿に見とれます。

さらに東院伽藍に進みます。

「この手水、すごく奈良っぽいね~」と京都では見ることがない感じの手水。


そして、「夢殿」の中を覗きます。

「う~あんまり中見えないね~」と暗い内部です。夢殿は、春と秋に本尊の特別御開帳が行われます。

「ここも行っとこう~せっかく来たから…」と向かったのは、弥勒菩薩像が祀られている「中宮寺」です。

京都の広隆寺でも、拝んだことあるミモロです。

京都からお友達の車で向かった法隆寺…有料道路などを経て、約2時間。「やっぱり結構遠かったね~」というのが正直な感想。そう、暑かったから、なおさらそう感じたのかも…。

「でも、思い切って来てよかった~」と思うのも事実です。

だって、こんなに空いている法隆寺は初めてですから…。

昨年から、奈良、大阪など聖徳太子ゆかりの寺院では、「聖徳太子1400年御忌」の法要が行われています。
9月10日には、大阪の「国立文楽劇場」で、「法隆寺の聖霊会」という声明と舞楽が披露されます。
ご興味のある方は、ぜひ…

「奈良って知れば知るほど奥が深いね~」と。そして広い奈良なのです。

*「法隆寺」の詳しい情報はホームページで


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大人がゆっくり過ごせる「京都東急ホテル東山」。ホテルで過ごす時間が心地よくて…

2022-08-22 | 宿・ホテル

「ホテルの客室から三条通が見える…、ここから、粟田神社のお祭りの時、お神輿見えるね~」とミモロが窓に…

ここは、7月7日にオープンした「京都東急ホテル東山」の北側の客室です。

より高い階のお部屋からは、東山エリアが一望できます。


また、南側に目を移すと、「青蓮院門跡」の屋根なども…


全168室の客室で、特に広いスイートルームは「東山」「白川」「岡崎」「粟田」(表記はアルファベットです)の4室。
 
それぞれ個性的な造りです。

また、客室のすべてにバスタブ付のバスルームがありますが、他に3つのプライベートスパも備えられています。

それぞれお茶がテーマになっていて、「玉露」「煎茶」「ほうじ茶」の茶香炉から、ほのかに茶の香りが漂い、癒し感もいっそう。
「プライベートスパって、温泉旅館の貸し切り風呂みたいなものですか?」とミモロ。
「う~ちょっとイメージは違いますが、1時間単位でご利用いただけ、ここでマッサージも受けられるようになるんですよ」とホテルの広報の方。そう、別途料金で広いスペースでのんびり旅の疲れが癒せるのです。

海外からのゲストに人気が出そうなのが、ユーティリティールーム。

スペースには、フィットネスマシーンを設置。

さらにランドリーも完備されています。

長期旅行の海外からのゲストにとっては、洗濯やアイロンがけができて、きっとうれしいことでしょう。
「なんかプロのクリーニング屋さんになったみたい…」とアイロンに興味津々のミモロ。

さて気になるのは、レストラン。

地下1階にありながら、中庭から注ぐ明るい光にあふれた心地よい雰囲気。
朝食は、地元の食材を使ったおばんざいなどが並ぶ和定食と自家製パンや卵料理の洋食があるそう。

また、ランチやディナーは、やはり地元の食材がふんだんに使われた京フレンチなのだそう。
「宿泊者以外でも利用できるから、今度ランチにお友達と来よう~」とミモロ。また、その様子もいずれリポートするつもり…。
バーももちろんあります。「ここで飲みたいね~」と。


「中庭の方にご案内します」と言われ、1階へ移動。
階段の吹き抜け部分には、「粟田小学校」の校章を織り込んだタペストリーが…

そばには、この地域でかつて盛んに作られた「粟田焼」の陶器が展示されています。

地元の文化や歴史をリスペクトしているホテルです。

「あ、粟田神社のお祭りの大燈呂がここに保管されてるんだ~」

京都芸術大学の学生さんや地元の方々が製作した大燈呂は、秋の「粟田神社」のお祭りの夜に登場するもの。

「わ~中庭気持ちいいね~」と、思わず駆け出すミモロ。

緑が茂る公園のよう…パラソルの下には、ガーデンチェアが…
中央部には、丸い池のような水場があります。なんでも月をイメージしているそうで、噴水は出ません。あしからず…
水場の周囲は、座れるようになっていて、実は、ここ足湯スペースなのです。

「あ、ホント、お湯が流れてる…」今は、外の気温が高いので、湯気はでていませんが、冬になるときっと湯気が立って、温泉気分が味わえるかも…。

「京都に旅に来ても、ホテルの中で、のんびりしたくなっちゃいそう…」とミモロ。
「本当に見どころが多いエリアですから、このホテルを起点に、出かけて、疲れたら、のんびりお過ごしになったら…」と。
連泊のゲストも多いそう。

ミモロのご案内のために堀川の「京都東急ホテル」から来てくださったマーケティングの皆様と東山のホテルのマネージャーの方。
大変お世話になりました。ありがとうございました。

「東急ホテル」ファンにとって、京都にできた2つ目のホテルは、秋の本格的な行楽シーズンに新たな選択肢が増えたことに。


このホテルへのアクセスは、京都駅からのシャトルバスか、市バス、地下鉄がおすすめ。実は、ホテルには駐車場がありません。自家用車で来た場合、近くの駐車場を利用することになりますが、平日は1300円~くらいで1日利用できます。でも、実は、このエリア、週末は駐車場の料金がかなり高くなってしまうことも。週末利用の場合は、よくチェックしてから駐車場を選んでください。

コロナが納まり、安心して京都旅が楽しめる日が、1日も早く訪れることを願うばかりです。

*「京都東急ホテル東山」の詳しい情報はホームページで

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