ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

7月7日にオープンした「京都東急ホテル東山」。元粟田小学校の跡地に完成!

2022-08-21 | 宿・ホテル

「どんなホテルなんだろ?」とある日、ミモロは、地下鉄「東西線」東山駅から、三条通沿いに蹴上方向へ。

向かったのは、今年7月7日にオープンした「京都東急ホテル東山」です。

ここは、「粟田神社」のお膝元にあり、かつては「粟田小学校」の跡地で、ミモロのお友達が代々、ここに通っていたという小学校でした。生徒数の減少で統合され、その跡地は、地域の人のコミュニティセンターに隣接し、ホテルができたのです。
「前にここでお正月、餅つきしたことある~」と、懐かしい思いを抱くミモロです。

建物は、中庭をグルリと囲むように建てられて、ロビーにも陽光が注ぎます。

大きなテーブルがあるロビー。開放感にあふれるスペースがゲストを迎えます。


「ここでチェックインするんだよね~」


「あ、ミモロちゃん、いらっしゃいませ~。どうぞホテルの中、よくご覧くださいね~」と、総支配人の小川原さん。


さて、東急ホテルは、京都に2軒目で、五条通の西本願寺のそばに最初のホテルができてから、すでに30年くらいは経っています。
基幹ホテルは、東京永田町の「ザ・キャピタルホテル東急」で、東急電鉄の本社がある東京渋谷には、「セルリアンタワー東急ホテル」が。
「キャピタル東急って、よくお友達とランチに行ったの」というミモロ。つまり、東京の人にとっては馴染みのホテルで、特に、東急電鉄を利用する人には、親しみ深い感じです。

北海道をはじめ、関東人が行く伊豆や蓼科、白馬などのリゾート地や、横浜、名古屋、金沢、そして沖縄にもホテルがありますが、関西は、京都だけ。

え~京都には、他にも東急のホテルがあるよ!という方…
はい、「東急ステイ」が、京都の両替町に、また鷹峯には「ホテルハーヴェスト京都鷹峯」があります。
実は、こちらは、東急不動産が運営するホテルで、同じ東急グループながら、別会社なのです。
でも、ここ「京都東急ホテル東山」には、造りが異なる「東急ハーヴェストクラブ」の客室が25室あるのです。

関西の方には、あんまり東急系のホテルって馴染みがないようですが、関東の方には、根強い人気を誇る東急グループなのです。

さぁ、館内を見ていきましょう。
ここ「京都東急ホテル東山」のコンセプトは、多様な文化に触れられるホテル。
東山エリアは、美術館や動物園、ロームシアター京都、平安神宮、南禅寺など、文化施設や観光名所が多く、ここを拠点に京都を歩くのは楽しいもの。

館内には、京都の伝統工芸の品々が並ぶショップが…。

「いろんな伝統工芸がある~おみやげにいいよね~」
 

館内の雰囲気は、伝統工芸をイメージした落ち着いた上質感が漂います。

「飾りも唐紙の版木だ~」


では、さっそく客室へ。全168室(うち25室は東急ハーヴェスト)。まずはスタンダードタイプから…。
客室面積約27㎡の「スーペリアハリウッドツイン」のお部屋。

大きなベッドが旅の疲れを癒します。
洗面所とバスは、別になっているので、使いやすさもいっそう。
 

「これなんだろ?」と窓際のテーブルの上に置かれた木箱に興味をもつミモロ。

それは、特製「茶箱」で、中には、お茶のセットが入っています。


また、オリジナルのルームウェアやサンダルも…
 
「あの~これ着て、レストランとか行ってもいいんですか?」とミモロ。
「あ、ルームウェアは、あくまで室内でおくつろぎいただくためのものなんで…」とスタッフの方。

「あれ?ご本がある~」とベッドサイドへ。
各部屋には、京都や日本文化をテーマにした書籍が置かれ、滞在中、楽しめるそう。
「え~続き読みたくて、持って帰りたくなっちゃうかも…」とミモロ。その場合は、無断で持っていかないで、必ずホテルに言ってください。

「わ~中庭、結構広いね~ここが、前は、小学校の運動場だったんだ~」と、その面影はなく、百日紅などの木々が茂る憩いの場になっています。


では、引き続き、他の施設なども見ていきましょう。

*「京都東急ホテル東山」の詳しい情報はホームページで


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「川島織物セルコン」の夏休み企画。団扇作りのワークショップに参加。

2022-08-20 | 体験

「この糸、織物すると出ちゃう糸なんだって~」。色とりどりの美しい糸は、使い道がなく廃棄されることも…

今回は、この糸を使って、団扇づくりをすることに・・。

夏休みに開催された「川島織物セルコン」の工場見学、川島織物文化館見学、講演会、そしてワークショップ。それらにすべて参加したミモロ。「だって、みんなすごく楽しいんだもの」と好奇心を刺激する企画です。

ワークショップは、織物を作るときに、どうしても出てしまう糸の再利用です。
「SDG'sの取り組みだって…」
「川島織物セルコン」では、近年、それらの糸を使った製品づくりやイベントなどに積極的に取り組んでいます。


さて、今回は、夏らしく、団扇作りのワークショップに参加したミモロ。まずは、団扇の表面に張る布を選びます。

「好きな柄を選んでください~」と、テーブルに薄い布が4種類並んでいます。
「これにする~」とその中から1つを選びます。

実は、この薄い布は、「川島織物セルコン」のカーテン生地の余り。ホテルなどをはじめ、住宅にも使われるカーテン生地も、どうしても余り布が出てしまいます。「これで、お洋服作れそう…」と思える素敵な生地です。

接着剤がついた団扇の骨を布の上に置いて、そこに色糸で思い思いの模様をつけるのです。


「好きな色選んでくださいね」あらかじめカットされた色糸も用意されていますが、それ以上使いたい場合は、糸巻からカットします。


「う~どんな模様にしようかな?」といろいろ思うミモロですが…「そうだ、水玉にしよう~」と腕に糸をクルクル。

その大きさは、水玉にピッタリ。

腕に糸を巻いては、外し、団扇にのせる作業を繰り返すミモロ。
赤以外にベージュの糸も使うことに…


団扇の表面に並んだ水玉…「こんなんでどうかな?」


参加した小学生なども思い思いに糸を団扇に…「なかなか素敵な模様だ~」


模様が完成すると、その上に接着する布を置いて、さらにカーテン生地を置きます。


「アイロンで接着させますから、こちらへ~」と、スタッフの方がアイロンで布を骨に接着してくれました。


「できた~」と接着完了した団扇。「なんか羽根つき餃子みたい…」


「余分な布は、カットしてくださいね~」


参加した人たちも次々に模様が完成し、アイロンがけへ。


「わ~素敵な団扇できたね~」いろいろな色を使った団扇や大好きな怪獣を描いたものなど、なかなかアーティスティック。


「ミモロちゃんもかわいい団扇できましたね~」「はい、ミモロカラーにしたの!」と出来栄えに満足顔のミモロです。


アンケートに答え、かわいいボタンも頂きました。これも余った布で作ったものだそう。


コロナ禍の夏休み…スタッフの皆さんもコロナ対策に気遣いながらの開催になりました。

「また、いろいろなイベントなどを企画しますから、ぜひ参加してくださいね~」と。

朝10時から、昼休みを挟んで16時頃まで過ごしたミモロです。
「本当にお世話になりました~」と手を振って皆さんとお別れ。


袋に完成した団扇とたくさんの思い出を入れて、「川島織物セルコン」を後にするミモロです。


ミモロ同様、参加した子供たちにとって、素敵な夏の思い出になったはず。


*「川島織物セルコン」の詳しい情報はホームページで

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「川島織物セルコン」の企業博物館「川島織物文化館」。「昭和の着物」の企画展も…

2022-08-19 | 博物館・美術館

京都の織物メーカーの「川島織物セルコン」。そこには、日本初といわれる企業博物館「川島織物文化館」があり、現在、織物や着物好きには、たまらない企画展が開催されています。

「わ~すごい帯~」とミモロが見とれる豪華な丸帯です。

展示室に並ぶのは、「昭和のはじめを駆け抜けた とっておきの一着」という企画展のもの。

これらの展示品は、実は、きもの研究家の草柳アキさんから、ここに寄贈された品々で、アキさんが、おばあ様やお母さまから受け継いだ昭和初期の着物や帯で、その数240点に上るそう。

奈良にご実家があり、代々医者のおうちに育ったアキさん。子供の頃には、毎月のように大阪から呉服屋さんが御用聞きに訪れたとか。
寄贈品の中核は、昭和初期から、中期の晴れ着で、和服史において、その意匠や色使いなどは、時代性を色濃く反映しているのだそう。
「今回は、その中から、選りすぐりの品を展示しています」とおっしゃる館長の辻本さん。

「わ~豪華な着物…」とミモロが驚くのは、絞りの赤い着物です。

「それは、長じゅばんですよ~」と。「え~こんな豪華な長じゅばん…なんかもったいない~」と庶民感覚のミモロ。
見えないところに、贅を尽くすおしゃれです。

また、「この着物も素敵~」と。

なんと晴れ着のような着物は、「下着物」というもので、なんと晴れ着や打掛などの下に着るものだとか。
「え~長じゅばんの上に着るの?何枚も着るって大変そう…」というミモロです。
「昔は、そういう着方もあったんですよ~」と。

そしてひと際、鮮やかな色使いの着物は振袖です。

「でも、なんか不思議な模様だね~色紙が破れてるよ?わざわざそんな意匠の着物じゃなくてもいいのにね~」と思うミモロです。
「実は、この着物が作れたのは、昭和15年で、戦争が激しくなりはじめた頃。そのため、贅沢は敵!という風潮が広がり、晴れ着も、破れた色紙で贅沢してませんよ~ということだと思いますよ」と辻本さん。
「え~それでもお誂なだら、十分に贅沢だと思うけど…」とミモロ。
着物にも、時代の波が押し寄せてきたことを示すものです。

「わ~この丸帯って大きい~」と見上げるミモロ。

この帯は、実は「川島織物」が製作したもの。つまりお里帰りの帯です。
「昔は、丸帯は、仕立てたときに表裏に柄が出るように織り上げていたんです。だからダブル幅になってます」と。
「すごく豪華だけど。重そう…」とミモロ。「はい、確かにかなり重くなります。それで今はほんのわずかしか作られなくなったんです」と。
昭和初期の職人の技が集約された帯です。

「どの展示もすごく興味深いですね~」とミモロ。

着物好きには、興味深い企画展ではないでしょうか?

展示会場を出る前に、ミモロは記念スタンプ台へ。ブチューと全身の力を込めてスタンプを押します。
 

さて、ミモロが訪れたこの日は、「川島織物セルコン」では、工場見学や講演会、ワークショップなども開催されていました。

「いろいろな体験できるんだよね~」と、この日を楽しみにしていました。

参加者は、いくつかのグループに分かれ、午前午後の2シフトで開催。
まずは、「工場見学」へ。

はじめに織物を作る工程を資料で学びます。「フムフム…」

続いて、スタッフの方に工場内を案内していただきました。

工場内は、撮影できないので、興味ある方は実際にどうぞ…。
工場内の大きな機などを見学しました。

それから、ミモロは、講演を聞くために会場へ。

講演なさるのは、館長の辻本さん。

プロジェクターに映る写真などを見ながら、お話を伺いました。

「二代目の川島甚兵衞さんって、すごいね~」と、さまざまなことにチャレンジ。日本の美意識を世界に広めた方なのです。

講演会の後、ミモロは、織物をルーペで観察。

その緻密な技に感激します。

会場に隣接してあるショップでは、「川島織物セルコン」のオリジナルの品々がいろいろ。

訪れる人に人気なのは、織物を作るときに使われる「杼」の形のミニチュア。

また、ここでしか買えない御朱印帳。

「さすが川島織物の御朱印帳って、特別感あるね~」と、贈り物にもしたい品でした。

では、明日は、ワークショップの様子をお伝えします。

*「川島織物セルコン」の詳しい情報はホームページで

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明治の洋風建築の室内装飾織物の技を知る「織物のための屛風絵」展。「川島織物文化館」で開催中。入場無料

2022-08-18 | 博物館・美術館

「なんて雅で、豪華で、美しいんだろ!」とミモロは、目の前の屛風絵に見とれます。

この展示があるのは、京都左京区静市にあるファブリックメーカー「川島織物セルコン」が運営する「川島織物文化館」です。

「叡山電車の市原駅から徒歩約7分だよ」とミモロ。広い敷地の一角に「川島織物文化館」はあります。
 
ここは、入館料は無料ですが、事前に予約が必要です。

以前も訪れたことがあるミモロですが、今回の展示「歴代川島甚兵衞の情熱がやどる 織物のための屏風絵」展にやってきました。

期間は、2023年6月2日までです。

「ミモロちゃん、お久しぶりです~。すごく個性的だから、1度会ったら忘れられません」とおっしゃるのは、館長の辻本さん。

今回は、辻本さんに館内撮影を許可していただき、さらにご案内で、館内を巡ります。

そもそも「川島織物セルコン(現在)」は、天保14年(1843)創業のファブリックメーカーで、宮内庁関係をはじめ、さまざまな日本を代表する建物の多岐にわたる内装を手掛けています。「いろんなホールや劇場の緞帳も作ってるんだよね~」というミモロ。
おそらく多くの方は、一度は、その作品を目にしたことがあるのでは…。

さて、ここ「川島織物文化館」は、二代目となる川島甚兵衞が、京都の町中、三条高倉に建てた洋館「織物参考館」がルーツです。

当時から、さまざまな染織に関係する資料などを展示。国内最古の企業博物館と言われます。

明治の急激な西洋化の流れの中で、洋館および洋室の建設が次々に…。そんな時代の中で、川島織物は、独自の意匠と高度な技術による日本式室内装飾を提案。それを人々に知ってもらうために、多くの貴重な資料の展示室と共に、国内初の日本式室内装飾ショールームを、「織物参考館」に設けたのです。

「室内装飾の織物ってなぁに?」とミモロ。
それは、壁紙、カーテン、絨毯、ソファや椅子、さらにパテーションなど、さまざまなところに使われる織物です。

「さぁ、館内をご案内しましょうね~」と辻本さんの後に続きます。
壁には、見事な日本画が飾られています。そして、そのそばには、同じような絵が…。
「これ、コピーみたい…」とミモロ。

「そう、壁にあるのは、日本画家が描いた原画で、その前にあるのは、それを織物にするための織下絵というものです」と。

つまり、織物を作るための設計図。原画の輪郭線などを薄紙で写し、そこに細かく色指定がされているのです。
「この下絵を描くのにも、大変な技術が必要なんですよ」と。
織物のことに精通し、原画のイメージをそのまま織物に写す…本当にすごい技術です。

原画と織下絵を見比べることができるのも興味を誘います。
 

今なら、コピー機を活用することもできるでしょうが、それがない時代でも驚くほど見事な織物の下絵に感激します。

また、室内装飾だけでなく、能衣装なども手掛け、
原画と完成品の両方が展示されていました。
 

少し離れて見ると、絵画としか思えない屏風が、実は、織物でできているとは…。
そこには、原画の精緻な表現を損なうことなく、織物独特の温もりもプラスされたように感じます。
「室内装飾って、どこか温かみが欲しいよね~だから壁面を飾る織物の屏風絵って、豪華だし、温かい印象…」というミモロです。

今回の展示には、海外博覧会で高評価を得て、宮内省が買い上げた屏風や、海外の要人への贈答品などに用いられた屏風の原画や下絵など、収蔵庫に保管されている製作資料が多数登場。

「見ごたえあるね~」とミモロ。

「はい、二代目の川島甚兵衞は、ともかく日本の技術の素晴らしさを発展、継承していくために、最高のものを作りたくて、妥協しなかったんですね~。まぁ、ある意味で収益を度外視したところもありますが…」と辻本さん。

日本の伝統の織物の技術をさらに発展させ、以前の日本家屋だけの暮らしから、洋室などがある西洋化した暮らしに変化する時代の流れを察知すると同時に、そこに日本伝統の美意識を融合させたところがすごい!のです。

館内の別の展示室には、明治時代の写真などが…「あ、この人知ってる…」と、どこかで見たことがある歴史上の人物の写真なども。

「明治の世界へタイムスリップ 写真で楽しむ時間旅行」という写真展示は、2022年11月18日までです。

「あの~この流鏑馬してるお侍の写真なんですか?」とミモロ。写真がある時代に、このような戦い方はしていないはず…。

「あ、それは、「富士の巻き狩り」をテーマにした織物を作った時に、画家のためにその様子を再現したときのものです」と辻本さん。「え~実際にやってみたんだ~すごいリアリティ!」と驚くミモロ。
「そうなんですね~そこまで、製作にこだわったんです。モデルになったのは、その当時の社員だと聞いてます…」と。

「本当に、みんな一丸になって、最高のものづくりに励んでいるんですね~」とミモロ。
「はい、その精神は、今も変わりませんよ~」と辻本さんはキッパリ。

写真展のなかなか興味深い展示で、ひとつひとつ見ていったら、時間を忘れそう…。

「さて、現在、同時開催中の企画展もご案内します」と。「は~い」と会場を移動するミモロです。

*「川島織物文化館」の詳しい情報はホームページで、どうぞ



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[やっと大の字が見える!」京都五山の送り火、本来の姿に…。直前の豪雨も納まり、山に灯る火

2022-08-17 | 祭事・神事・風習

8月16日は、京都の人々が待っていた日。この日、3年ぶりに「五山の送り火」は、本来の姿に…。

コロナの影響で、規模を縮小し、「大」の文字は、6点の灯に…他は、1から2点しか火が灯されずにいたのです。

もちろん、大切なお盆の行事、ご先祖様をお送りする仏事ですから、コロナ禍であっても中止されることはありません。でも、その規模は、縮小され、「なんか寂しいね~」とミモロのように思っていた人は多いはず。

16日の夜、ミモロは、東京から「五山の送り火」を拝みに来た友人といっしょに過ごすことに。
この日は、京都では、ご先祖様を送るため、家族や知人、友人などと一緒に過ごす人が多いよう。

19時過ぎに、ミモロが住む下鴨エリアに到着した友人。
到着した直後、どんよりとしていた空には、稲妻が光り、シャワーのような豪雨が襲います。
「よかったね~間に合って…ビショビショになっちゃうところだったね~」とミモロ。
今出川通や御蔭通など、東山エリアで、「五山の送り火」を拝むポイントで、点火を待っていた人たちは、さぞや大変なことに。

「後30分で点火の時刻だけど、大丈夫かな?」と、ベランダから外を眺め、降りしきる雨と閃光を放つ稲妻を心配そうに見るミモロです。

「本当は、大文字の光がよく見える場所に行きたいけど、この雨じゃ移動できないね~」と、初めての送り火を楽しみにしている東京のお友達を気遣うミモロです。「大丈夫よ。どこかで少しでも見られれば~」といってくれたお友達です。

点火10分ほど前に、なんと雨は小降りに・・「もう大丈夫かも…でも、松明雨で濡れちゃって点火するの大変かもね~」と言いながら、一応、鑑賞スポットの「下鴨神社」そばの高野川にかかる御蔭橋付近へ行ってみることに…。

そこには、すでに大勢の人の姿。交通規制もあり、車も渋滞気味。御蔭橋の上からは、「大文字」と「妙・法」の3つの送り火を見ることができるのです。

「ここ、人でいっぱいだね~。あ、点火が始まった~」東山の大文字の山には、次第に「大」の文字が浮かび上がってきました。

「う~ここじゃだめだ~」とミモロは、「あそこなら…」とミモロが駆けだして向かったマンション。

実は、ここはミモロのお家があるところ。
そこの最上階から、「大文字」が見えるのでした。「ちょっと迫力かけるんだけどね~ほかに行けないから…」


「あ、見えるよ~」建物の隙間から見える「大」の文字。

「わ~よく見えるじゃない…」とお友達。「う~ん、確かに見えるけど、なんか迫力ない感じ…」というミモロですが、今年はこれで我慢しましょう。

ここは、住民しか入れない場所…ミモロのお部屋からは、残念ながら見ることができないのです。

他の場所に移動すると、そこからは、「妙・法」の文字が見えました。
 

「ごめんね~もっと、よく見える場所に案内したかったんだけど…この場所は、最終手段だったんだ~」とミモロ。

「ううん。ここには、ミモロちゃんといっしょじゃないと来れないでしょ!よく見えるわよ~感激!」といってくれたお友達です。

現在、「五山の送り火」がすべて1度に拝める場所は、ほとんどないといっていいかも…。
「京都タワー」からは、かなり遠くなので、小さくしか見えません。また、向きからして、完全な形で見るのはまず無理。
また、方向的に見える場所にあっても、近年、次々にビルが建ち、視界を遮ったり、送り火のそばにビルが見えたりと、なかなか難しいものが…。

「全部拝めなくても、ひとつでも十分なんだよ~。来年もまた来てくださいね~」とご先祖さまに挨拶するミモロです。

「さぁ、ご飯にしようね~」と、ミモロとお友達は、お部屋に戻ります。
「あれ?また雨かな?」
本当に、「五山の送り火」が点火された時刻だけ、雨が止んだよう…「さずが京都だね~パワーあるかも…」
でも、以前は、やはり大雨で、今出川からでさえ、どこに大の文字があるのか、わからない年もありました。

「点火する人たち、大変だったね~ありがとうございます」とミモロはポツリ。

「これ、お土産~東京の人はほとんど食べたことがないかも…」とお友達が持ってきてくれたのは、東京土産の「東京バナナ」です。

「うん、確かに食べたことない…お土産に買ったことはあるけど…ホント、バナナみたいな形してるんだ~」

フワフワのケーキ生地の中には、バナナ風味のクリームがトロリ。


そしてミモロが大好きな崎陽軒のシュウマイもお土産にいただきました。

「楽しかった~」と友達。

ミモロがこの日用意したのは、大徳寺の「さいき家」の鯖寿司と鱧寿司、だし巻き卵など…。
写真撮影の前に食べてしまいました。
「う~美味しいね~京都の味…」と喜んでくれました。

夜には、また雨が激しく降ることもある、不安定な天候が続く京都。
いろいろな地域で、災害が懸念される状況が続きます。今年の「五山の送り火」に、多くの人が平和な世の中を願ったのではないでしょうか?お友達といっしょに過ごした今年…「楽しかった~」というミモロでした。

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