友禅作家の上仲正茂さんの工房に伺ったミモロは、「手描き友禅体験したい!」ということで、7月24日に開催されたお教室に。
「素敵なハンカチできちゃった!」と嬉しそう。
さて、この「手描き友禅ワークショップ」は、東本願寺の北側にある「ホテル カンラ キョウト」のロビースペースで開催されました。
京都の伝統工芸に関心が高いホテルで、ロビーには、さまざまな品が並んでいます。そのことは、またいずれご紹介します。
年に何回か伝統工芸に関係するワークショップが開催されています。
伝統の手描き友禅の技法を教わりながら、ハンカチ彩色をするワークショップです。
参加費は、3500円。所要時間は、1時間ほどで、その日のうちに完成したハンカチは持ち帰れます。
「ミモロちゃん、ようこそ~今日は楽しんでいってくださいね~」とご指導くださる上仲正茂さん。
「はい、よろしくお願いします。ミモロ、ワークショップ大好きなの~」とやる気満々の表情。
今回の参加者は、6名。京都在住の方だけでなく、東京からの参加者も。ホテル宿泊者のための体験プランでもありますが、外部からも参加可能なのです。
すでにテーブルには、筆や染料などが用意されています。
ミモロも席に…
まずは、上仲さんの京友禅のお話から…。そして作る工程なども説明されます。
そして、今回のハンカチの染色の仕方を教えて頂きます。「フムフム…」と真剣なまなざしのミモロ。
すでに図案は、色滲みを防ぐ糊でハンカチの上に描かれています。ここに塗り絵のように自分好みの色を置いてゆくのです。
上仲さんが染められた見本のプリントを参考に…「どこにどの色入れようかな?」としばし図案を見つめて考えるミモロ。
「好きな色を好きなところに、まずは置いてください」と上仲さん。
それから…「図の中央から…」「淡い色から…」「筆は立てて…」とアドバイス。
4色の染料を筆になじませ、いよいよ布に色を置きます。
「わ~思ったより、滲む…」「わ~はみ出しちゃった~」「あれ?うまく滲まない」と、思ったより難しい~と感じたミモロ。
「なんか上手に濃淡がつかない…」と。上仲さんの作品を見ては、首をかしげます。あのね~当たり前でしょ。ミモロは初めてなんだから…。
それでも次第に筆使いのコツをつかんだミモロ…。
楽しそうに筆を動かします。
他の参加者の方々も、話すことなく、真剣に…
「できた~」と、色を置き終えたミモロ。
いつもながら、仕事が速い…。他の方が半分くらいのところで、すでに完成?!
しっかり名前も入れました。
「できました~こんなんでどうでしょう?」と上仲さんに見て頂きます。
「はい、上手にできましたね~」と。「う~でも、後で修正したいと思うところもあるけど、もうできないんですよね?」とミモロ。
そう、染めの作業は、やり直しがききません。まさに真剣勝負…。「そこが技なんだよね~」と思うミモロです。
「ミモロちゃん、こっちで乾かしましょうね」と、ドライヤー湿っている染料を乾かします。
さらに当て布をしながらアイロンを…枠で皺になった部分を伸ばすと同時に染料の色を定着させるのです。
「はい、完成です。どうぞ~」とミモロの作品を手渡され…「ありがとうございました」と思わずニッコリ。
「やったね!」と完成品を嬉しそうに抱えます。
参加なさった方に伺うと…
「筆を持つのは、何年ぶりかしら…ちょっと緊張しちゃいました」「友禅って、憧れてたんですが、本当になかなか難しいものですね~ハンカチでこれですから、着物を作られる職人さんの技術ってすごいですね~」
「京都の素敵な思い出になりました」など、いろいろな感想が…。
観光だけではなく、その土地の文化や伝統を実際に体験する旅が、今、人気です。
秋の旅には、ぜひ何かを体験してはいかがでしょうか?
*「ホテルカンラキョウト」の詳しい情報はホームページで
また「染工房 正茂」で、上仲さんの作品が購入可能です。
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