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韓国時代ドラマ:七日間の王妃

2018-12-05 00:12:05 | TV・ドラマ

先月迄、放送していた20回分の視聴を終えました『七日間の王妃』。

時代的には、かの『宮廷女官チャングムの誓い』の少し前。
王様(中宗)が、まだ王位を継ぐ前のクーデーター迄、即位して、王妃シン氏が、宮廷を追放されるところまでとその後日談が、最後に数分間。


少し前に、放送されていた『師任堂(サイムダン)色の日記』で、かなり卑怯で、日和見的で、猜疑心の強い、小心な王様(中宗)をみたばかりだったので、このひとの青年期のラブ・ストーリー的時代ドラマということで、かなりギャップが・・・。

最近の韓国の宮廷モノは、両班の令嬢や宮廷の王女が、縦横無尽に、変装し、公道を出歩き、駈けずりまわり・・・なんてことが、実際、あの時代、出来たのか、出来なかったのか・・・。

そして、演じる若い役者の耳に、ピアス穴。

男女を問わず、髪型もだいぶ、緩いようで、勝手気ままに脚色している感があって、何処かの国のアニメーションとか、そんな雰囲気で、あまり史実に基づいているものでも無さげ。


私の韓国時代ドラマ(現代ものは、見ないけれど、『師任堂』は、現代と15世紀が、交錯している物語であったけれど)の始まりは、『宮廷女官チャングムの誓い』だったのだけれど、コレがスタートだったのですが、チャングムが、15年くらい前の作品だったし(実際に全編見たのは、放映後6,7年後になります)、史実中心から、創作性に変化しているのかもしれません。

この王妃シン氏は、『師任堂』にも登場し、サイムダンのお隣の住んでいたという設定でした。

王妃シン・チェギョンの世間知らずで、純粋な心に、若き日の中宗・晋城大君とその異母兄であり、暴君と化した燕山君は、引かれていきますが・・・。

とにかく、チェギョンは、でしゃばりで、不器用で、面倒臭い女だと、晋城大君に言わせています。
この女人のキツイ性格も、最近の韓国時代ドラマに多いような気がします。

取り立てて面白かった訳でもなかったのですが、ダラダラと見続けてしまいました。

時代が被るものとして、『女人天下』がありますが、そのドラマの中で、文定王后と死闘を演じる敬嬪パク氏を演じたト・ジウォンが、晋城大君の実母で、出演していて、こういう陰謀を巡せる大妃役は、合っているなぁ・・・
あの名台詞『メイヤ!(なんだと)』を思い出し、綺麗で、儚げで、気難しい大妃役だったし、敵対する継子の燕山君との微妙な関係がなんとも・・・。

燕山君役のイ・ドンゴンも、暴君役にしては、繊細すぎた気もしますが、比較的おとなしい暴君役でしたかね。

それにつけても、晋城大君の設定が、あまりにも、ブっ飛んでいて、別にどうでもいいか・・・とさえ、思ってしまい(別にどうでもいいんですけどね・・・)。