朝から快晴。
冷たい北西の風強し・・・。
今を去ること、数十年前。
巷では、某・漏斗(←ろうと)製薬から、『ティアドロップ(涙)漏斗』という目薬が、発売され、学校でも、休み時間に、この目薬を差すのが、流行?した時期があって、そのころ、視力1.5を誇っていた私には、無縁のハナシだったのだが・・・(ロクに勉学せんと、目も悪くなりようが、なかったのだった)。
当時、まだコンタクトレンズは、ソレ程、普及していなかったので、勉学に勤しむ真面目な学生の視力矯正は、メガネが主だったものであった。
(その後、コンタクトレンズ装着のときに、この涙系目薬を使うひとも多かったのではないかと記憶している)
化学担当の教師が、その涙の成分と同じという目薬を差している子をみかけて、
『ちょっと見せて。』
と言って、容器の裏の成分表示をみた。
『コレ、早い話が、塩と水だよね。』
とのたまった。
涙の成分は、塩と水であった・・・。
人体の体液は、塩分濃度0.9%ってことで、涙の成分も似たようなものなのかもしれない。
以前、この拙なブログで、私の身体で、唯一、美しいと褒められたことがある場所は、『白目』だったということは、記載した。
白目が、黄色味がかっているのは、肝臓が悪かったりする場合があるけれど、身体に異常がなくても、淡黄を帯びているひとも多い。
アメリカの製薬会社の発売した『バイシン』は、白目をブリーチする・・・ということで、売れていると聞いた。
やはり、白目は、白くて普通(私の白目は、青みがかった白目なので、それを、目元涼し気・・・と評して下さった方が居たのだが・・・遠い過去の話である)。
しかし・・・目薬で、失明の危機とか、目薬飲んで死亡・・・などというニュースを目にするようになったりで・・・(かなり危険度が、高いのかもと危惧していた)。
水と塩に、防腐剤など、添加しているしな・・・案外、危ないものかも知れないし?
日本の民間療法で、焙茶(或いは、番茶)100ミリリットルに、1g弱の食塩を加えて、冷ましたもので、目を洗う・・・という方法が、紹介されていて、白内障の診断を受けた家人に、例の如く・・・効くか、効かぬかは、わからんが、塩番茶で、目薬作るから使ってみるか?と問うた。
朝晩、塩番茶を冷ましたもので、目を洗ってもらった。
白内障が、治るかどうかは、わからないが、朝起きて、目ヤニで、なかなか開かなかった目が、改善したようで、とにかく、目ヤニは、出なくなったと言っていた。
目薬1本500円から1000円前後だろうか・・・。
塩と水だけでは、何なんだから、防腐剤、清涼剤、誰も疑わないビタミン剤でも添加して、クールに爽やかに・・・って、キャッチコピーで、多売しよう・・・そんなところか・・・。
そして、お決まり事。
防腐剤は、目に厳しい(優しくないからね)。
無農薬番茶と自然海塩の効果に比べたら、かなり割高いかもしれない。だって、基本、原料は、塩(たぶん、日本たばこ産業の化学塩?)だもん・・・(百万歩譲って、ゲランドの塩、たどか、ぬちまーすの塩だとか・・・使ってる訳ね~~よな)。
・・・まあ、塩番茶目薬は、作り置きができないのだが・・・。