鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

昭和レトロ・アメジスト・プラチナリング

2018-12-29 14:22:19 | 宝石

乾いた冷たい北西の風が、吹きすさぶ歳末の週末。


久々に、本物の宝石ネタです(ここ最近は、280円だの350円だのと・・・おもちゃ価格のブローチばっかりだったんで、ここらで、ひとつホンモノを・・・)。

毎年恒例?の相方のコレクションから、1点いただきました。

(たぶん)3カラット以上は、あると思うのですが、昭和の時代のレトロ感漂う?大粒のアメジスト・リング。

アメジスト(紫水晶)は、ダイヤモンドなどに比べると、各段に安価で、宝石としての価値もあまり高くないのですが・・・。

コチラは、たぶん(わりと)上物の石。



製作は、たぶん、昭和後半頃(1960年代から1970年代頃と推定)。

台座は、プラチナ850。

安物のアメジストに、プラチナの台座は、使わないと思うので、選び抜かれたアメジストだと推測。

あの時代(昭和後半頃)では、アメジストなどで、大きな石は、カボッション・カットが、定番だった頃で、この石は、側面が、台形と三角形のカットが交互に施されています。

画像は、リングの裏側から、光源をとりましたので、実物より青味が濃いように、うつりましたが、実物は、紫水晶そのもの・・・透明度の高い紫色です。

和服などに、似合いそうな意匠ですが、悪くすると、イナカの成金おばちゃんのイメージですが、石が比較的円形に近い楕円形なのと、石の大きさが、大きからず、小さからず・・・という絶妙なサイズで、脇石がひとつもない(所謂、ダイヤモンドギラギラがない)ので、シンプルな美しさのある形です。

ただ・・・昭和時代のデザインですので、石が、高い位置にセッティング(立爪というか恐怖の鬼爪のダイヤモンドリング程は、高くないのですが)してあるので、普段向きではないというか・・・。

現在のデザインなら、石を横向きにセッティングして、高さのない使いやすいデザインになるのかもしれません。

そして、毎度のことながら・・・私の指には、大きすぎて、外出時に装着しようものなら、一発で、すっぽ抜けて、紛失・・・だと思います。

更に、毎度のことながら・・・たぶん、資産価値は、プラチナの地金の重量分くらいでしょう・・・と、相方は、言ってました。