くもりがちで、寒い一日。
宵のうちから、本降りの雨・・・。
午前10時頃、急に、眠たくなって、起きていることができなくなり、うとうとと眠ってしまった。
昔、飼っていた三毛猫の夢をみた・・・。
父が亡なる前くらいに、我が家に迷い込んできた野良猫で、もう大人になっていたけれど、若いのか、歳くっているのかわからない猫だった。
我が家には、15年くらい居ただろうか?
(迷い込んできたときに、生後2歳だったとしても、17年くらい生きたので、ご長寿様であろうか)
三毛猫というくらいだから、白・黒・茶(といっても明るいオレンジ色)の迷彩柄で、顔の左上1/4が、黒毛で、なかなかに不細工な猫だったが、毛皮は、柔らかく極上で、コレは、随分、歳をとっても、細く柔らかい毛皮だった。
3月の極寒の朝、ふっと姿を消したきり、戻ってこなかった・・・。
もう14年近く前の事である。
そんな三毛猫の夢を見た・・・。
居なくなった当初は、ガリガリに痩せて、2Kgくらいしかなかったが、かつては、6kgくらいまで、太っていた。
夢の中の三毛猫は、太っていた頃の姿で、毛皮もふさふさしていた。
そして、私に、人間の言葉で、話を始めた。
それは、それは、可愛い声で、生きていた時も、高音で、綺麗な声の猫だった。
猫は、獣医師の話をしていて、事があると、近所の女医さんに診てもらっていたのだけれど、その女医さんよりも、今の女医さんの方がよかったといっていた。
(前の女医さんは、既に亡くなられている)
そうなのか・・・今の女医さんの方が、良かったんだね。
そんなとりとめのない話を、夢の中で、猫としたのだった。
ただ、それだけである。
猫との会話は、家人に起こされたので、中断してしまった。
そう言えば・・・(家人は、忘れているだろうが)、昔、この三毛猫が、居なくなる前に、家人に向かって、なにやら、訴えるように、鳴いて居たそうである。
『なにかしきりに、訴えていて、ヒトの言葉のようでもあったんだけれど、私(家人)は、難聴だし、よく聞き取れなかったんだよね。』
そんな事を言っていたのを思い出した。
・・・ただそれだけの話である。
午前の遅い時間に、居眠りをしてみ他愛のない夢である・・・。