友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

雨上がりのアジサイ

2015年06月03日 18時21分37秒 | Weblog

 雨が上がり、庭に出てみた。バラに換わってアジサイの季節だ。中でも赤い色をしたアジサイが今年は元気だ。私の好みは「アジサイはブルー」で、青紫色が一番似合っていると思っているのだが、土のせいなのか、まだ咲いていないし、赤い色のアジサイほど生長していない。同じように土を入れ替え、同じように肥料を与えたはずなのにどうして咲いてくれないのだろう。

 稲沢市の性海寺のアジサイも昔に比べると随分増えて公園らしくなったが、この辺りでは形原温泉の紫陽花の里が一番有名だろう。稲沢のような平坦な地形ではないから、アジサイの群生が見事に見える。駐車場も食べる店もできていっそう見物客が増えている。花を見ながら連れ合いの写真を撮って歩きたいから、少し曇り空で、人の数も少なく、と私は願ってしまう。ここから三ヶ根山スカイラインを車で走ると、道の両脇にアジサイが植えられていて心地よい。

 花は時期が限られているから、せっかく出かけて行ってもまだ咲いていなかったり、逆にもう終っていたりすることがある。新聞やテレビで報道されるとかなり賑わうので、少しずらして行ってハズレになることもある。中学からの友だちが椿を見て出かけたという寺へ1年後に行ってみたけど、まだ時期ではなかったこともあった。花見もいいけれど、誰と出かけるかで楽しさも違う。

 毎日、同じことの繰り返しの中で、非日常的な時間が少しでもあれば、その瞬間は心が開放される。だから人は旅に出るのかも知れない。先日の大和塾の市民講座は元外交官を講師に迎え、『世界から学んだこと』を聞いた。いろんな国の人々の話の中で、デンマークの話が印象に残った。デンマークの人々は残業をしない。働く時間以外の時間を大切にしている。所得の半分が税金で、しかも物を買えば消費税(付加価値税)が25%もかかる。小さな国だからこそ国民の意志が生かされるという。

 「人生は楽しむためにある」とイタリアの老人が言ったのを思い出した。

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