近頃、よく見えているのか、いないのかもよく分からない。眼科に行っても医者は「もう少し様子をみましょう」と言う。格別悪いという訳ではないようだ。親指の付け根の痛みはかなり治まったけれど、指は変形したままだ。腹や胸に痛みがある時もあるが、だからどうなるという程の痛みにはならない。両親よりもかなり長生きしているが、私より14歳年上の姉は施設で暮らしているが元気だ。
いったい何が幸せなのだろう。選挙権が18歳以上となるけれど、そんなこととは関係なく子どもの貧困は増えている。私たちが18歳だった頃、大学への進学率はどのくらいだったのだろうか。中学のクラスで大学へ進学したのは5分の1くらいだから、20%ということになるが、今はそんな数ではないだろう。大学にいくことが生活の安定と繁栄につながるというので、かなりの進学率になっているはずだ。
大学に入ってもそれで絶対幸せになれるとは限らないが、大学にいけなかった者は経済的に恵まれないことは確かだろう。この負の連鎖が先進国で起きているという。人によって能力に差があるのは仕方ないが、そのために得る報酬をそんなに大きな差にしないといけないのだろうか。やる気がある者が引っ張っていくのは当然で、そのためには額が大きいほどやる気になるとよく言われるけれど、本当にそうなのだろうか。
社会に適応できない子どもいる。生まれながらに傷害のある子だっているし、ある日突然、難病になることもあれば、事故に巻き込まれることだってある。人類全体が稼ぎ出したお金から何%とかをプールして、みんなのために使う。これが福祉で、実際に税を取り立てているけれど、なのになぜ貧困はなくならないのだろう。なぜ憎しみや怒りばかりが増殖してしまうのだろう。
愛し合うことは困難なことなのか。いったい、私は何が幸せと考えているのか。考えているからダメなのか。もっと感じること、もっと感覚的になることかも知れない。美しいものを見て、触って、嗅いで、捉えるものなのかも知れない。もうすぐ、誕生日ゴルフに行った人たちが帰って来る。そして反省会が始まる。