今年はどうしてか、ギボシの葉が大きく育った。寄せ植えでいただいたものを鉢に移してもう何年にもなる。ギボシは友だちの別荘の周りにたくさん自生していたので、山の野草と思っていた。育てやすいというので、園芸用に改良され出回ったらしい。昨年の秋、乾燥牛糞を与えた効果だろう、葉が大きく育った。花の茎も3本伸び、うち2本が花を咲かせた。何日か前に、ミカンの木のアゲハチョウの幼虫のことを書いたが、今朝、どんなに探しても1匹も見つけることが出来なかった。風雨のためとはいえ、なぜか悲しくなる。
財政危機に陥ったギリシアに対するEUの支援が期限となり、どうなっていくのか注目されている。私はギリシアには行ったことがないが、写真で見るギリシアは青い空、青い海、むき出しになった石が点在する高原、パルテノン神殿などが思い浮かぶ。西洋文化の源、ギリシア神話や円形劇場での演劇など今日でも愛されているものが多い。どうして途方もない財政危機に陥ってしまったのか、新聞やテレビでいろいろと解説してくれるが本当のところはよく分からない。
借りたものは返さなくてはいけない。けれど、返したくても返せないくらい膨大なら、貸した方にごめんなさいと謝って、それで終りにする以外ない。それで貸した方が生活できなくなるというのなら大変だけれど、貸すことが出来るのは裕福な証拠でもある。私が一番よく分からないのは、お金を貸すとどうして利子がつくのだろう。利子という制度を考えた人は凄いと思う。有るものを貸したのだから、貸したものが返ればいいではないか、なぜ利子がうまれるのだろう。
ギリシアが「返済できません」と宣言したらどうなるのだろう。「世界の市場は大きな打撃を受ける」と言われているが、どんなことが起きるのだろう。ギリシアのチプラス首相、ドイツのメルケル首相は辞任となるだろうが、そんなことより、世界経済の仕組みが変わるのだろうか。世界政治の方向が変わるのだろうか。世界の人びとが死ぬような事態にならないのなら、一度ギリシアは債務不履行を宣言してみてはどうだろう。これは経済オンチの戯言かな?