友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

日曜の夜はテレビ

2015年06月15日 18時00分54秒 | Weblog

 日曜日は午後7時から11時まで、ずぅーとNHKテレビを見ている。20歳の孫娘が大好きな井上真央さんが主人公の『花燃ゆ』は、孫娘に申し訳ないけれど面白くない。井上さん演じる女性が主役なのに、まるで脇役でしかない。男優たちは皆、声を張り上げ怒鳴ってばかりいる。NHKテレビがこれほどテロリスト集団を賛美するのも、「外国に攻められたら」と盛んに口にするのも、今国会で審議中の安保関連法案と関係ある気がする。

 ビジョンがないし、戦術もない。あるのはやたら出てくる、「志があるのか」ばかりだ。もうすぐ久坂玄瑞は「禁門の変」で死ぬから、これからどう展開していくのかと思う。『花燃ゆ』はハラハラドキドキしないが、この後のNHKBS『奇皇后』は同じ長編でも、韓国の歴史ドラマはかなり面白い。時代は14世紀で、中国・元朝の皇帝の皇后となった高麗女性の物語だ。今の北朝鮮も美人が多い地域らしいが、その当時の高麗は元と密接な関係にあった。

 主人公は高麗から元宮廷に差し出された女性だけれど、実際に勤勉で中国の歴史書にも通じていたようだ。権謀術策が渦巻く宮廷の中で、最後に皇后にまで登り詰め、我が子は元朝(北元)の皇帝となる。そんな波乱万丈の生涯だけれど、男と女の愛情、女同士あるいは男同士の憎悪など、大きなスケールの中で展開していく。権力を欲しいままにしていた宰相が奇皇后の仲間によって殺される時、「民の心は移ろうもの」と言い残すのも意味深い。

 このドラマの後は日本のホームドラマ『ボクの妻と結婚してください』。題名が変わっていたので初回を観てしまい、馬鹿馬鹿しいと言いながら昨夜の最終回まで観てしまった。テレビ局でお笑いものを手掛けてきた男がガンと宣告され、その死ぬまでをお笑い風に描いたものだ。お笑いだから最後は、「いや、誤診でした」とどんでん返しかと思ったが、意外に真面目に最後らしく普通に逝ってしまい、途中で眠くなってしまった。

 妻を愛した男がテーマらしいけれど、自分が死んでも妻を束縛するトンデモナイ男である。連れ合いのどちらかが逝けば、その先は残された者が決めることで、余計なお世話なのに、嫁にもらってよと画策するところがお笑いなのだが、これって抗議が来なかったのだろうか。まさか美談なって思ったのだろうか。

コメント
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