とんでもない日になった。昨夜の雨は上がり、明るい陽射しだったから、今日はルーフバルコニーで作業だと意気込んでいた。なのに、猛烈な北風が吹き回っている。なあーに、そのうち収まるだろうと思っていたが、ますます風は強くなる。南のバルコニーの植木鉢の花は微動だにしていないのに、西側のルーフバルコニーは強烈に北風が吹き抜けていくので、植木鉢のバラが悲鳴を上げているかのように見える。
カミさんが心配して、「物が飛ばされない?」と言う。「大丈夫」と答えるが、重しに使っていた板が風に吹き飛ばされた。これはまずいとルーフバルコニーに出たら、風に煽られて吹っ飛ばされそうになった。瞬間風速は台風の時よりも強いかも知れない。南側は全く風がないので、ガラス戸を開けていたら、お客が来たから玄関ドアを開けようとしても風の力で開かない。急いで南側のガラス戸を閉め、やっとドアを開けることが出来た。
天候が荒れると、「神様が怒っている」と昔の人は考えた。どこの国の神話や昔話にもそんな話が残っている。人の力ではどうしようもないものを恐れたからだろうが、人の側にそう考えるざるを得ない「うしろめたさ」があるからだろう。神様の心をイラつかせるようなことが起きているのだと。私は長女のダンナのお父さんが身体の具合が悪いのに、なかなか見舞いに行くことが出来ない。明日もみんなが集まるというのに、私は高校で担任をしたクラス会に出席するので出られない。
ぼんやりと荒れるルーフバルコニーを眺め、風が収まってくれることを願いながら、残り少ない人生の最後に老いらくの恋を夢見ている。すべてを清算しようとしているのに、なんとまあ―極楽トンボなのかと呆れてしまう。いや、だからこそ生きてこられたのだと思い直す。明日の午前中はマンションの草取りがあり、クラス会は夕方5時から、8千円会費で行われる。ブログはどうするか、成り行き次第です。