友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

iPadは私の命

2018年05月27日 17時19分18秒 | Weblog

  長女のところの、小3の孫娘を1日預かることになった。午前8時前に迎えに行き、パパが迎えに来て一緒に食事をしていくまで、ひとりで我が家で過ごすのは珍しい。まだ、水撒きが済んでいなかったので、「パパちゃんの代わりに水撒きしてくれる?」と尋ねると、興味深い顔で「ウン」と言う。「1鉢に10まで数えてね」と教えると、バラの鉢から水遣りを初めてくれた。

 なかなか順調にやってるようだったので、私は自分の作業に向かった。しばらくしたら、「キャー」と声をあげる。「どうしたの?」と近づくと、「虫がいる」と嫌な顔をする。「どこ?」と探すが見つからない。「いないねえ」と言うと、「虫嫌い。もうやめる」と部屋に上がってしまった。怖いもの知らずかと思ったが、意外に女の子だった。それで、私がルーフバルコニーで作業し、孫娘は居間でiPadを見ながらひとりで何かワイワイ言っていた。

 こちらもしばらくしたら静かになった。何か夢中で見ているのだろうと思いながら、私は作業を続けていた。ふと、後ろが気になって振り向くと、私の背の後ろで孫娘はiPadを見ている。やっぱりひとりでいるのは寂しいのかも知れないなと思い、「パパちゃんと一緒にこれやる?」と聞いてみる。即座に「やらない」と答え、また居間に引き返ってしまった。カミさんが戻って来て、3人で買い物に行く。

 買い物をして、お昼ご飯を食べて、家も戻るとすぐ、自分が「買い物をしたものに名前を書く」と言う子どもたちの持ち物に名前を書くのは私の役割だったが、孫娘は「自分で書く」までに成長している。「私、目が悪くなった」と言うので、「えっ、どうして、いつ分かったの?」と聞くと、「0,2なの」と言うので、「メガネをかけないといけないの?」と聞くと、「先生はいいって」と答える。あんなにiPadばかり見ていれば、目は悪くなるだろう。

 そう言うと、「ダメ、iPadは私の命だから放さない」と答える。孫娘の時代はどんな世の中になっているんだろう。さて、あの子と長女のダンナのために、今晩の料理作りを手伝おう。

 

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