風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

春爛漫

2010-04-08 00:33:14 | 日々の生活
 彼岸過ぎても一向に暖かくならず、寒の戻りでコートが手放せませんでしたが、2月に暖かい日があったせいで桜の開花は例年よりも早く、この週末は、散歩に出てみると、春の陽気ではありませんでしたが、桜はほぼ満開でした。
 海外に滞在していた時には、あれほど恋焦がれた桜です。
 とりわけ常夏の国マレーシア・ペナンにいた時には、季節が巡ることの有り難味や、燃えるような赤に代表される自己主張の強い派手な色合いの熱帯の草花に比べて、日本を代表する梅や桜のなんと繊細で奥床しくて美しいことかを、日本にいないからこそ感じることが出来たのだと思います。
 あらためて、桜の花の咲き始めの可憐さ、咲き誇る華麗さ、散り際の潔さは、そのどれをとっても美しい。繊細さを愛でる心こそ、日本人の最大の特徴をなすように思います。
コメント
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