ちょっと時間が経ってしまったが・・・8月25日のパイレーツ戦1回にメジャー通算1万打席に到達した(現役メジャー選手ではアレックス・ロトリゲス、エードリアン・ベルトレに次いで第3位、イチローより短い期間で1万打席に届いたのはピート・ローズの14年目のみ)のに続き、8月31日のブレーブス戦8回、四球で出塁した後にホームに生還し、日米通算2000得点を達成した。
サッカーはじめ他のスポーツでは「得点王」はメジャーなのに対し、野球ではそれほどでもないと、つい私なんぞは浅薄に思ってしまうのは、たとえ塁に出たとしても、基本的に後続が打ってくれないと本塁を踏めないと思うからで、実際に日本では地味な部類の記録に入ると思うが、アメリカでの評価はそれほど低いわけではないらしい。「メジャーリーグ史上最高のリードオフマン」「盗塁男(Man of Steal)」として知られるリッキー・ヘンダーソン(1979~2003年)は、現役時代、「自分が出塁して盗塁するのは、すべて得点のためにある。自分にとって最大の目標は、タイ・カッブが持つ通算2246得点のメジャー記録を更新することだ」と言い続け、ベーブ・ルースの通算2062四球を破る2190四球(後にバリー・ボンズに破られて歴代2位)を奪うなど、しぶとい出塁率は4割を超え、1406盗塁、シーズン130盗塁(1982年)、通算盗塁王12回はいずれも歴代1位で、ベース間を颯爽と駆け抜け、おまけに通算先頭打者本塁打81本(25年連続で記録)も歴代1位で、ついにタイ・カッブを超える通算2295もの歴代最多得点を達成した。考えてみれば、如何に多くの得点を積み重ねてきたかは、まさに1番バッター、リードオフマンの評価基準に相応しい記録と思う。
そしてイチローもまた記録に残るリードオフマンとして、金字塔を打ち立てたわけだ。日米通算をメジャー記録に換算すれば歴代8位で、上に居並ぶ7人の面子がまた凄い。リッキー・ヘンダーソン(2295得点)、タイ・カッブ(2246得点)は上に述べた通りだが、バリー・ボンズ(2227得点)、ハンク・アーロン(2174得点)、ベーブ・ルース(2174得点)、ピート・ローズ(2165得点)、ウィリー・メイズ(2062得点)と続く、日本人の私でも知っている往年の名選手たちだ。
今年、イチローはマーリンズ4番手の外野手として開幕を迎え、いろいろな記録達成が危ぶまれたものだが、度重なる外野手の故障、特に手を骨折して現在も故障者リストにいる主砲スタントンを欠くチームにおいて、当初の予想を遥かに上回る出場機会に恵まれ、走攻守において活躍できたのは、本当にラッキーだった。メジャー3000本安打まで残り69本、日米通算でピート・ローズに並ぶ4256本まで残り47本と、偉大な記録を目前にし、達成しそうな来年もプレー出来る可能性が高まっている(契約更新する価値がある)と報道されるようになった。静かに、しかし熱く見守りたい。
サッカーはじめ他のスポーツでは「得点王」はメジャーなのに対し、野球ではそれほどでもないと、つい私なんぞは浅薄に思ってしまうのは、たとえ塁に出たとしても、基本的に後続が打ってくれないと本塁を踏めないと思うからで、実際に日本では地味な部類の記録に入ると思うが、アメリカでの評価はそれほど低いわけではないらしい。「メジャーリーグ史上最高のリードオフマン」「盗塁男(Man of Steal)」として知られるリッキー・ヘンダーソン(1979~2003年)は、現役時代、「自分が出塁して盗塁するのは、すべて得点のためにある。自分にとって最大の目標は、タイ・カッブが持つ通算2246得点のメジャー記録を更新することだ」と言い続け、ベーブ・ルースの通算2062四球を破る2190四球(後にバリー・ボンズに破られて歴代2位)を奪うなど、しぶとい出塁率は4割を超え、1406盗塁、シーズン130盗塁(1982年)、通算盗塁王12回はいずれも歴代1位で、ベース間を颯爽と駆け抜け、おまけに通算先頭打者本塁打81本(25年連続で記録)も歴代1位で、ついにタイ・カッブを超える通算2295もの歴代最多得点を達成した。考えてみれば、如何に多くの得点を積み重ねてきたかは、まさに1番バッター、リードオフマンの評価基準に相応しい記録と思う。
そしてイチローもまた記録に残るリードオフマンとして、金字塔を打ち立てたわけだ。日米通算をメジャー記録に換算すれば歴代8位で、上に居並ぶ7人の面子がまた凄い。リッキー・ヘンダーソン(2295得点)、タイ・カッブ(2246得点)は上に述べた通りだが、バリー・ボンズ(2227得点)、ハンク・アーロン(2174得点)、ベーブ・ルース(2174得点)、ピート・ローズ(2165得点)、ウィリー・メイズ(2062得点)と続く、日本人の私でも知っている往年の名選手たちだ。
今年、イチローはマーリンズ4番手の外野手として開幕を迎え、いろいろな記録達成が危ぶまれたものだが、度重なる外野手の故障、特に手を骨折して現在も故障者リストにいる主砲スタントンを欠くチームにおいて、当初の予想を遥かに上回る出場機会に恵まれ、走攻守において活躍できたのは、本当にラッキーだった。メジャー3000本安打まで残り69本、日米通算でピート・ローズに並ぶ4256本まで残り47本と、偉大な記録を目前にし、達成しそうな来年もプレー出来る可能性が高まっている(契約更新する価値がある)と報道されるようになった。静かに、しかし熱く見守りたい。