市ケ谷と言っても、関西人にはなかなか馴染みがありません。辛うじて、1970年11月、三島由紀夫ら楯の会が東部方面総監部に乱入する三島事件が発生した場所として、記憶の片隅に残るくらいです。最近になって、ようやく場所を覚えた靖国神社の最寄駅は都営新宿線九段下駅ですが、市ケ谷駅からも歩いて10分くらいのようです。オープン・キャンパスで訪れた法政大学・市ヶ谷キャンパスのほか、調べて見ると、中央大や上智大も市ヶ谷キャンパスを構えていますし、大妻女子大の千代田キャンパスにも近く、日本大学会館(本部)もある、学園の街です。因みにJR東日本と東京メトロの駅は「市ケ谷」、都営地下鉄の駅は「市ヶ谷」と表記するそうです(Wikipedia)。カメラのキャノンは正式には「キヤノン」と表記するのだと知人に教えられたのを思い出しました。
まさに、三島事件とともに思い出される、ここ市ケ谷は、防衛省は市ヶ谷地区(Ichigaya Area)と呼び、陸上自衛隊は市ヶ谷駐屯地(JGSDF Camp Ichigaya)と呼び、航空自衛隊は市ヶ谷基地(JASDF Ichigaya Base)と呼ぶ、防衛省本省(内部部局)のみならず統合・陸上・海上・航空幕僚監部が所在する、日本の防衛の中枢です。もとは1874年に陸軍士官学校が開校され、戦時中は参謀本部が置かれ、戦後は極東国際軍事裁判に利用された、由緒あるところです。地図を見ると、山手線のヘソとも言うべきほぼ中央、皇居の外堀の裏手に控えます。
先日、外出したときに市ケ谷駅界隈を通りかかりましたが、日本の防衛の中枢がある街と言うほど物々しい雰囲気はありません。ごく普通のオフィス街であり学生街でもあるわけですが、そんな街には似つかわしくない土産物屋が目に留まりました。こんなところに土産物屋が・・・? 店名は「Military 将」とあります。なんと、日本全国の自衛隊基地へ卸を行っている自衛隊グッズ専門店で、昨年10月15日付の市ヶ谷経済新聞(http://ichigaya.keizai.biz/headline/1758/)によると、「防衛省に程近い靖国通り沿いに9月26日にオープン」し、「これまで防衛省内や防衛省関連のイベント会場などでのみ購入可能だった商品が一般の人でも購入できる」とあります。確かに、菓子や「海軍カレー」をはじめとする食品類、ボールペンなどの文房具類、ワッペン、Tシャツ、タオル、バッグ、キャップ、時計、なんと女性隊員のフィギュアまで、300種類以上の自衛隊グッズが10坪ほどの狭い店内にぎっしり並んでいます。
私は、石破さんのような軍事オタクではありませんし、思想的にも、海外生活をすれば芽生える程度の郷土愛の延長上にある愛国心をもつ、グローバルな意味では極めて穏当な保守に過ぎませんが、東日本大震災以来、親近感が高まり、中国の海洋進出のお陰で有難みが日に日に増す、自衛隊への感謝の気持ちを込めて、迷彩服姿のくまモンと、セーラー服姿のキューピーちゃんと、海上自衛隊に入隊したというウルトラマンの、三つの携帯ストラップを購入しました(写真上)。それぞれ550円とか600円と、普通の土産物の値付けです。くまモンのずんぐりした図体に迷彩服が良く似合い、色遣いもなかなかキレイで、表情がちょっと間抜けにキョトンとしていて、およそ「らしく」ないのが、なんともカワイイではありませんか。
まさに、三島事件とともに思い出される、ここ市ケ谷は、防衛省は市ヶ谷地区(Ichigaya Area)と呼び、陸上自衛隊は市ヶ谷駐屯地(JGSDF Camp Ichigaya)と呼び、航空自衛隊は市ヶ谷基地(JASDF Ichigaya Base)と呼ぶ、防衛省本省(内部部局)のみならず統合・陸上・海上・航空幕僚監部が所在する、日本の防衛の中枢です。もとは1874年に陸軍士官学校が開校され、戦時中は参謀本部が置かれ、戦後は極東国際軍事裁判に利用された、由緒あるところです。地図を見ると、山手線のヘソとも言うべきほぼ中央、皇居の外堀の裏手に控えます。
先日、外出したときに市ケ谷駅界隈を通りかかりましたが、日本の防衛の中枢がある街と言うほど物々しい雰囲気はありません。ごく普通のオフィス街であり学生街でもあるわけですが、そんな街には似つかわしくない土産物屋が目に留まりました。こんなところに土産物屋が・・・? 店名は「Military 将」とあります。なんと、日本全国の自衛隊基地へ卸を行っている自衛隊グッズ専門店で、昨年10月15日付の市ヶ谷経済新聞(http://ichigaya.keizai.biz/headline/1758/)によると、「防衛省に程近い靖国通り沿いに9月26日にオープン」し、「これまで防衛省内や防衛省関連のイベント会場などでのみ購入可能だった商品が一般の人でも購入できる」とあります。確かに、菓子や「海軍カレー」をはじめとする食品類、ボールペンなどの文房具類、ワッペン、Tシャツ、タオル、バッグ、キャップ、時計、なんと女性隊員のフィギュアまで、300種類以上の自衛隊グッズが10坪ほどの狭い店内にぎっしり並んでいます。
私は、石破さんのような軍事オタクではありませんし、思想的にも、海外生活をすれば芽生える程度の郷土愛の延長上にある愛国心をもつ、グローバルな意味では極めて穏当な保守に過ぎませんが、東日本大震災以来、親近感が高まり、中国の海洋進出のお陰で有難みが日に日に増す、自衛隊への感謝の気持ちを込めて、迷彩服姿のくまモンと、セーラー服姿のキューピーちゃんと、海上自衛隊に入隊したというウルトラマンの、三つの携帯ストラップを購入しました(写真上)。それぞれ550円とか600円と、普通の土産物の値付けです。くまモンのずんぐりした図体に迷彩服が良く似合い、色遣いもなかなかキレイで、表情がちょっと間抜けにキョトンとしていて、およそ「らしく」ないのが、なんともカワイイではありませんか。
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