風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

アジア再び(1)機内にて

2015-10-10 21:07:50 | 永遠の旅人
 月曜夜から、メルボルン、シンガポール、ニューデリーに出張し、今宵、帰国した。アジアと言っても、東の果てから西の果てまで、フライト移動時間は丸5日間で37時間に及び、その間、空港~ホテル~オフィス間のタクシー移動も含めると40時間を軽く越えてしまう。いつもにも増して過酷な旅となったのは、いつも同行するシンガポール駐在の日本人が帰任することになり、その挨拶回りを兼ねて訪問先が決められたためである。
 その過酷さは、食事をどこで取ったかを見れば分かる。行きこそシンガポール経由で火曜夕方にメルボルンに到着し、その夜は現地法人の方も含めて食事会となったが、翌・水曜午前中に打合せ後、午後シンガポールに移動し、夜の食事はその機内、翌・木曜日午前中はシンガポールで打合せ後、午後ニューデリーに移動し、夜の食事はその機内、翌・金曜日は一日打合せ後、帰国は夜行便だったため、辛うじて夜はインド料理を堪能することが出来た。
 以前の出張でも言ったことだが、この歳になると、安易に流されてしまい、機内では日本食かそれに近いものを求めてしまう。最初のメルボルンで一気飲みならぬ肉500g食いなど皆で余計なことをしたものだから、胃がもたれて後々まで響いてしまう。哀しいことだ。そんな中、火曜日は一日移動の気安さから、昼間からアルコール漬けですっかりリラックスしてしまったのだが、男性アテンダントは、ちまちまとケチ臭くワインを注ぐのに対して、おかわりを頼んだ女性アテンダントは、まるでジュースのようにコップに並々と注いでくれた。余り手を煩わせるなというシンガポーリアンのいい加減さあるいは手抜きと言うより、やはり女性の大胆さあるいは度胸であろうか。おもてなしは、滝川クリステルならずとも、女性の方が得意だと、誰しも同意されるのではあるまいか。
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