かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

秋の夕暮れ

2009年11月09日 20時55分30秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんを夕方耳鼻科に連れて行きました。
帰りに、みゆみゆの学童に、そうちゃんと手をつないでお迎えに行きました。
直前に見ていたテレビ「にほんごであそぼ」で流れていた歌を歌いながら。

 ♪わたしが両手を ひろげても
  お空はちっとも とべないが
  飛べる小鳥は わたしのように
  たくさんの歌は しらないよ
  
  みんなちがって みんないい
  みんなちがって みんないい

金子みすずの詩に、メロディーがついています。
私が学生の頃に読んでいた大好きな詩で、
はじめてテレビでこにたん(元大関小錦)が歌っているのを聞いたときは、のんびりしたメロディに違和感を覚えたものですが。

秋の夕暮れに、そうちゃんのぷっくりした手をしっかり握り、散歩しながら歌ってみたら。
なぜか目頭が熱くなりました。

 ♪飛べない鳥は わたしのように
  たくさんの歌は 知らないよ

そうちゃんも、そうちゃんにしか見えないすばらしい世界を持ってるのかもしれないなー。

なんだか感傷的になってしまう、秋なのでした