前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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セーレンと懇談

2009年02月09日 | Weblog
 今日は、私とかねもと幸枝書記長が県経営者協会の会長企業・セーレンを訪ね、坪田執行役員、平野人事部長と約1時間懇談しました。
共産党の経済提言や経団連への申し入れ文書を渡し、かねもと書記長があいさつ。
 坪田氏らは「どこまで落ち込むかわからない。自動車メーカーから向こう3ヶ月間の生産予定がくるが、来るたびに変更される。メーカーも先行きわかっていない。(派遣解除など)安易にやっているわけではない。セーレン本体で非正規社員7百数十名のうち96名を削減した。内部留保の取り崩しというが、車の開発費は1台数千億円。GMなどの問題は、開発費が少なくなって人件費に回っていた問題あるのでは」などと説明されました。
 実態はなまなましく聞けました。しかし、大企業の何千億、何兆円という内部留保や株主配当を見直して、雇用を維持すべき、というわたしたちの主張とは平行線。 
 会社についても説明を伺いました。「当社は、1着から注文のシステムや、アトピーなどに優しい素材の開発、人工透析患者に最高の人工血管、など長期間かけて開発してきたものが今に生きてきている。中小企業も海外の追随を許さない差別化、商品開発が求められる」と。これには感心しました。   
 また、「行政には、情報交換や技術開発の支援を。非正規の方にも技術を身につけられる場の提供がドイツのように必要」との指摘。まさに、日本の中小企業予算がアメリカ軍への思いやり予算より少ないという貧弱さ。もっと国をあげて、中小企業の研究開発や労働者の研修教育こそ強めるべき、と痛感しました。