前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

酒屋の自殺

2009年02月28日 | Weblog
昨日27日の朝日「声」のトップは「酒屋の自殺者 10年で152人も」。堺市で酒店をいとなむ57歳の山本さんの投書だ。
数字は酒販組合中央会機関紙に紹介されている、とある。この方は10代目、「息子は勤めに出ていて、10代目の私で終わりだ」。
  先日の自殺の統計でも中高年男性の自殺が多い、と報道されている。議員時代に、「ストレス対策の充実を」「交通事故対策は声高に叫ばれるが、はるかに死亡者が多い自殺対策の拡充を」など提案してきた。年間3万人以上が自殺する国は異常だ。死に追い込まれている国民がそれだけいる、ということを国や政治家は考えなくてはいけない。
  うちの近所の酒屋さんと話したら、「もう酒屋はだめ。息子はやらない。小泉さん以降、競争競争で街の商売はつぶされている。近所の薬屋さんもやめるそうだ。共産党さん頑張って」と言われた。
  中川前財務相は酒で世界に失態をさらした。山本さんは書いている。「酒は飲み方を間違えれば寿命を縮め、健康を害し、医療費を増大させる。商売は大事だが、売れればいいというわけではない。・・・秩序ある売り方を私は続けたい」。
   中川氏の酒が自民党政治の寿命を縮めただろう。
   「酒屋」「薬屋」「魚屋」「八百屋」・・・・・つぎつぎなくなっている。まさに地域の「屋台骨」がなくなっている。
   「秩序ある売り方」、「ルールある資本主義」に政治も経済も転換しなくては、と強く思う。