前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

混迷深める民主党。選挙むけのパフォーマンスでなく、政治を語るべきだが・・・

2011年01月14日 | Weblog
    昨日は、街頭宣伝、地域訪問、会議などでした。地域訪問のなかでは、民主党に対する失望と批判が多く聞かれます。「生活第一」との公約を「裏切った」民主党への「怨嗟」のような雰囲気を感じることもあります。

福井の県議選、市議選でも民主党は議席増大をねらっていますが、国民への約束を破ったことに頬かむりをしたまま、「党かくし」「会派離脱」などでとにかく選挙を乗り切ろう、という姿勢では有権者の理解は得られないのではないでしょうか。

その関係の記事2つを紹介します。



●「しんぶん赤旗」・・・・民主の両院議員総会   執行部批判が続出
  小泉「構造改革」と変わらない   消費増税 国民をバカにした話


 「(民主党は)新自由主義的な政策に戻っているのではないか」(舟山康江参院議員)、「小泉構造改革とあまり変わらない」(斎藤恭紀衆院議員)―。民主党は12日、衆参の両院議員総会を開き、出席議員からこんな執行部批判が相次ぎました。

 梶原康弘衆院議員は「総理は(環太平洋連携協定=TPPで)開国するといったが、TPPで国のかたちが変わる。総理は強い農業さえつくれば何とかなるというが、決してそれだけではない。経団連がなぜ進めるのか。安い外国の労働者を日本に入れることを考えているのではないか」と発言しました。

 斎藤議員は「財源がないからマニフェストの全面見直しという声も出ている。消費税の増税は国民をバカにした話だ。全面見直しを図るなら国民に信を問うべきだ」と詰め寄りました。

 昨年夏の参院選で当選した徳永エリ議員は「目の前でリーフを破られる。物をぶつけられる。そういう中で勝ち残ってきた。(地方議員が)私たちのせいで負けることがあったら、どうやって償っていったらいいのか」と地方選への不安を述べました。・・・・・・・




●FBC・・・・県議会の民主系会派から3人が離脱・新会派結成~「政権と距離を置きたい」(2011年1月13日)

北陸新幹線の県内区間の認可先送りなどで党への不信感が強まったとして、県議会の民主党会派から3人が離脱し新会派を立ち上げました。

民主党・一志会を離脱したのは四谷昌則・藤野利和・山田庄司の3人の議員です。

記者会見で3人は北陸新幹線の認可を先送りしたり、TPP(環太平洋連携協定)の交渉参加に向けた協議入りを表明している民主党政権に不信感を抱き「距離を置く」と離脱の理由を説明しました。

また4月に改選を控える中「今後は党派を超え西川知事と一体となって福井の課題解決のため行動したい」と述べました。

なお新会派の名前は「希望ふくい」で、代表には四谷議員が就任し、民主党県連副代表の藤野議員は民主党は離党せず新会派の幹事長を務めます。・・・・・・・



  離党はせず、会派だけ離れる・・・かようにわかりにくい。民主幹部は「選挙の事情で理解できる。これからもいっしょにやっていく。連合にも彼らの支援をお願いする」と述べている。選挙むけのパフォーマンスを繰り返す政治でいいのか。中央も地方も民主党は混迷を深めている。


                   ★
  

     FBC・・・・・福井市も子宮頸がんワクチン接種費用を無料化へ(2011年1月13日)

      県内の自治体で子宮頸がんなどのワクチン接種費用に無料化の動きが広がる中、福井市でも今月中に接種が無料化されることになりました。

市内に住む中学1年から高校1年までの約6500人の子宮頸がんのワクチン接種と、0歳から4歳まで1万4000人あまりの肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの接種を無料にします。

福井市では補正予算を組み今月の臨時議会に提案することにしています。・・・・・・・




     県内各自治体で拡がっており、歓迎したいですね。
新日本婦人の会、社会保障推進協議会などの住民団体も各行政、議会に要望をつづけてきました。私も何度も同席して要望してきました。

しかし、先の12月福井県議会では、このワクチン接種を求める陳情が軒並み採択されませんでした。
ほんらいなら、議会は行政の先を見て提案・議決しなければなりません。
県民の切実な要望に応えない、行政の「後追い」では・・・・このような県議会改革のために頑張ります。