前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

2月福井県議会日程決まる。大飯原発再稼働問題、IAEAに公平な結論は期待できるのか?

2012年01月28日 | Weblog
       昨日は福井県議会議会運営委員会があり、議会日程や委員会所属などが話し合われました。2月議会は2月24日から3月16日まで、と決まりました。私が質問する一般質問は3月1、2日、予算特別委員会は3月13、14日です。請願陳情の締め切りは開会日です。私を通じてだされることを希望される場合はお早めにご連絡ください。

       その後、上京。降雪などのため北陸線の特急がスピードを落とし、予定していた新幹線に乗れず、到着が1時間ほど遅くなりました。


          ★


      再稼働をめざしている大飯原発について、ストレステストの評価のためにIAEAが調査していることが大きく報道されています。

県民のみなさんに何か客観的な評価機関であるかのような「誤解」がうまれかねません。

      国際原子力機関の目的は、「世界の平和、健康および繁栄のための原子力の貢献を促進、増大することである。(原子力ポケットブック)」と明確な原発推進機関です。


元IAEA広報部長の吉田康彦氏は述べています。・・「IAEAの任務は、①原子力の研究、開発、発電を含む実用化の促進のための情報交換と協力、とくに途上国への物資・役務の提供、②核物質の軍事転用阻止のための「保障措置」の適用、③健康の保護、人命に対する危険の最小化のための安全基準の設定と採用。つまり、原発推進、放射線利用の促進、核拡散阻止のために査察、が活動の3本柱。」


さらに、元日本科学者会議原子力問題研究委員会委員長 中嶋篤之助氏は述べています・・・「旧ソ連のチェルノブイリ事故の際にもIAEAは協力したが、それはもっぱら「事態の収拾」に向けられ、事故原因の究明はおこなわれなかった」。


      このように、IAEAは中立の第三者評価をおこなう組織ではありません。月末にだされる報告書もこの点をふまえないと、大変あやまった認識を国民県民に与えかねないのではないでしょうか。

また、私の疑問としても、原発施設にはIAEAの監視カメラが設置されているはずであり、また日本駐在の職員もいるはずです。福島原発事故で、この活動内容がほとんど明らかにされていないのはどうしたことでしょうか。