前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

北陸から大阪への直行運転を想定したフリーゲージトレイン導入検討をどうみる?

2012年01月30日 | Weblog
    昨日はお世話になっているお宅の葬儀、生活相談、地域訪問活動などでした。地域訪問では、「原発はやめてほしい」「高齢者が増えるときに年金下げたり、消費税増税はやめて」など多くの激励をいただきました。ありがとうございました。
しかし、除雪作業で硬くなった雪の処理をしていたら腰をいためてしまいました。運動不足を痛感・・・・・・。


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      福井新聞・・・・・北陸新幹線、フリーゲージに懸念 敦賀以西の影響問う声

      福井県内の自治体、経済界などでつくる県北陸新幹線建設促進同盟会は28日、理事会と市町長との合同会議を福井市の県国際交流会館で開いた。建設方針が決まっている金沢-敦賀など整備新幹線3区間の収支採算性などを確認する国土交通省の小委員会の協議結果を県が説明。27日に検討材料として示されたフリーゲージトレイン(軌間可変電車)をめぐり出席者からは、敦賀以西のルート問題や、建設認可への影響を懸念する声が出た。

 27日の小委員会初会合で北陸から大阪への直行運転を想定したフリーゲージトレイン導入が検討材料に挙がったことを受け、急きょ開いた。県議や経済団体の代表、17市町の首長ら約30人が出席した。

 会長の西川知事はあいさつで「3月までの認可に向け全力で取り組む必要がある」と強調。小委員会の審議内容や政府の動向を注視するとともに、市町、経済界と情報を共有しながら早期着工を目指す考えを示した。

 協議は非公開で、県によると、小浜市から「若狭ルートの整備はどうなるのか」と敦賀以西のルートが変更されないか懸念の声が出たほか、大野市や越前市から「フリーゲージ導入が認可の条件になっては困る」「並行在来線の問題で市町の意見を聞いてほしい」などの要望が出た。

 県はフリーゲージと敦賀以西の延伸は別問題と説明し「大阪までフル規格でつなぐ運動は今後も続ける」と話したという。

合同会議に先立ち、県会の北陸新幹線整備促進議員連盟の総会も開かれた。山岸猛夫事務局長によると、議員からは「フリーゲージを導入した場合、福井県のメリットは何か」という質問が相次いだほか、「フル規格による延伸が敦賀で止まるのではないか」との声も出たという。 ・・・・・・


     
      そういえば、以前もフリーゲージの話がでたことがあります。新幹線軌道から在来線軌道に相互乗り入れができるように車輪の間隔を変えることができるというもので、「早く福井県に新幹線をひける」などと言われていました。

      今回の案は、事実上、富山ー関西間の特急を存続できるという意味合いもあり、わたしたちの政府交渉で国土交通省の担当者が述べていた「新幹線開業後も特急存続は可能」との意味がわかりました。たしかに北陸ー関西間の交通はこれまでどおり確保されることになります。
毎年おこなってきた私たちの要望を考慮したとも考えられます。しかし、これでは、新幹線利用と競合することにもなり、新幹線の採算性にも影響がうまれます。東京往復のダイヤも影響をうけます。

このようなややこしいことを考えなくてはならない新幹線の見直しこそ必要ではないでしょうか。