前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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消費税増税で医療機関は?土門拳の「文楽」、「彦六覚え帖」(林家正雀著)

2012年08月15日 | Weblog
   昨日は、ひきつづき各種団体を訪問。西村たかじさんとともに、9月2日の「社会保障と税のあり方を問うシンポジュウム」の案内で医療関係団体などをまわりました。患者さんと毎日接しているみなさんだけに危機意識は高いですねえ。

   とくに、医療機関は、患者に消費税を転嫁できませんから、もし10パーセントになって、なんらの是正措置もおこなわれないなら病院の消費税倒産も相次ぐでしょう。身近な医療機関がなくなっていけば、けっきょく国民にとっては社会保障の充実どころか医療の危機となるのです。
   政府にしてみれば、医療費抑制を狙っているのかもしれませんが、恐ろしい話です。 
   日本医師会や日本共産党は、医療にかかる経費の非課税を主張しています。


             ★

    実家に墓参で帰った際に本棚をみたら、「文楽」の写真集があった。もう30年以上前になるが、小学館が土門拳全集を発刊して、当時役場の薄給だったが勝木で購入していた。その1冊。懐かしさでページをくった。
いま、大阪の橋下市長による文楽をめぐるいさかいで、逆に文楽を観に来る人も増えているという。
 
    土門の文楽はすさまじい迫力でせまる。昭和16年の撮影というから、日本が大変な状況になっていくなかでの仕事だった。愚かな政治屋をにらむ。
    最近読んだ、「彦六覚え帖」(林家正雀著)にも、師匠の林家彦六と弟子の正雀が義太夫にたしなんだ話が紹介されている。

     芸の深さははかりしれない。政治家がその権力を行使する意図で軽々に口出しする領域ではない。