前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

新幹線起工式だが、県民理解・合意はすすんでいるのか。9条の会交流会。県内女性作家の展示。

2012年08月20日 | Weblog
■福井・・・・北陸新幹線金沢-敦賀が起工 計画から39年、25年度開業へ

北陸新幹線金沢―敦賀の起工式が19日、福井市のJR福井駅東口で行われた。1973年の整備計画決定から約39年を経て、ようやく県内区間での工事に踏み出した。総事業費は1兆1600億円を見込み、2025年度末ごろの開業を予定している。

 金沢―敦賀の工事延長は白山車両基地北側の高架化を含め114・4キロ。そのうち県内区間は74・2キロで、芦原温泉、福井、南越(仮称)、敦賀の4駅が整備される。昨年12月、北海道の新函館―札幌、九州・長崎ルートの諫早―長崎とともに着工認可の方針が決まり、6月29日に認可された。

 県内では福井駅部が05年に部分認可され、09年2月に完成しているが、レールとしての整備は初めて。

 起工式には西川知事、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の石川裕己理事長、JR西日本の真鍋精志社長をはじめ、県内の市町長、県選出国会議員ら約160人が出席。石川理事長は「金沢―敦賀が完成すると首都圏、関西圏との大幅な時間短縮が図られ、北陸地域の振興に大きく貢献する。工事の安全と環境保全に万全を期したい」とあいさつした。

 来賓の奥田建国土交通副大臣は「幹線交通の多重化機能を重視する観点から、北陸新幹線は優先的に整備する。金沢開業から10年余り後の完成、開業を目標に建設を進める」と述べた。

 鉄道・運輸機構の深沢成年大阪支社長が起工宣言した後、西川知事、奥田副大臣ら約30人が鍬(くわ)入れをした。

 起工式に続いて福井市の県生活学習館で県建設促進県民大会が開かれ、約600人が県内着工を祝った。西川知事はあいさつで「県、市町、企業、県民一人一人が、新幹線を生かしたまちづくり、観光誘客、企業誘致を進め、元気な地域、元気な福井県をつくることが大切」と強調した。

 この日は、福井市での式典に先立ち石川県小松市のJR小松駅でも起工式が行われた。

 鉄道・運輸機構は今後、調査設計、用地取得を進め、実際の工事に取りかかる。

 国交省の試算によると敦賀まで開業した場合、福井―東京の所要時間は2時間52分となり、現行の米原経由と比べて36分間短縮される。国交省は敦賀開業時、乗り換え利便性向上のための暫定措置として富山―大阪にフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を導入する方針。・・・・・・・・・


   昨日は知事や県議らが参加して盛大におこなわれたようです。もちろん、反対している私のところには案内状すら届きませんでした。
    さて、福井県民と福井県は新幹線建設の大きな財政負担と北陸線のJRからの経営分離・3セク化という荒波の航海にのりだすことになりました。
   わたしは、いっかんして県議会のなかでただ一人ではあってもこの計画の問題点を追及し、県側からは「邪魔しないで」と言われてきました。
   邪魔する云々という次元の話しではなく、総合的県民益にとってどうなのか、を問うているわけです。
   世論調査では過半数の県民の方が新幹線反対、いまは不要、という立場ですから、議会内では一人ではあっても県民多数の声を代弁して、今後とも頑張りつづけたいと思います。
応援よろしくお願いします。


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   昨日は、福井県内の9条の会の交流会に参加しました。各地で宣伝や学習会などおこなわれ、計画されています。
  26日には北陸地域の学習交流集会が開催されます。
  8月26日 午前11時~ 午後4時40分。福井県教育センター。参加費1000円。弁当は500円です。 
  講演は「憲法審査会始動を契機にすすむ明文・解釈両面からの改憲策動」と題して東京の九条の会から高田健氏が見えられてお話しいただきます。
  
   9条の会にかかわっておられるみなさんだけでなく、国会での民主・自民共同での憲法改憲の動きに懸念を感じておられるみなさん、これから9条の会に関わりたいとおもっておられるみなさんもお気軽にご参加ください。

  
   県立図書館で今月末まで開催されている企画展「F-novel× 女性作家」を観ました。ふれこみでは「現在活躍中の福井県出身作家、桂美人さん、雀野日名子さん、谷崎由依さん、宮下奈都さんの特集です。お借りした校正原稿や4人の作家の書斎もご紹介しています」ということで期待大。なかなかいい企画でした。
   時々地元紙で拝見することもありますが、このようにまとまって展示されて紹介されると、さらに身近に感じます。
   書斎の写真などもありましたが、「女性作家」だからということでもないでしょうが、みなさん整理されて綺麗な感じでした。ますますのご活躍を期待したいですね。


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   9条の会の企画と1日だぶりますが、以前もお知らせした科学者会議のシンポも近づいてきました。
こちらもぜひ、よろしくお願いします。私もチケットをあずかっていますので、福井市内の方で参加希望の方はご連絡ください!
  各マスコミでも紹介されています。 

■毎日・・・・・・原子力発電問題全国シンポジウム:福島原発災害の教訓を考える−−敦賀で25、26日 /福井


 今後の原発問題を考える「原子力発電問題全国シンポジウム−福島原発災害の教訓をどういかすか」が25、26の両日、敦賀市呉羽町のニューサンピア敦賀で開催される。福島第1原発事故の状況や、今後の原発立地地域のあり方などについて研究者らが講演する。

 日本科学者会議が主催。25日は、元日本原子力研究所の舘野淳さんが技術的な側面から福島の事故を説明する「シビアアクシデントとしての福島事故」など。26日は、原発が立地する地域の経済問題に詳しい清水修二・福島大教授の講演「原発に依存しない地域づくり」「福島の惨禍に何を見るか」などがある。

 25日が午後2時〜同5時40分、26日が午前9時〜午後3時で、申し込み不要。参加料は2日参加すると1000円で、1日のみは500円。問い合わせは日本科学者会議福井支部(0776・27・8725)へ。・・・・・・