前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

本日開催!税と社会保障問題シンポ、井上英夫金沢大学教授講演とシンポ、ぜひご参加ください。

2012年09月01日 | Weblog
   「秋風は 涼しくなりぬ」と言いますが、まだ昼は暑く、体調を崩されている方も多いようです。ご自愛ください。

   昨日は、地域訪問や、今日のシンポの打ち合わせなどでした。あるお店で「消費税増税はやめさせなくては」とお話しすると、店主は「消費税が倍になったら大変です」と顔をくもらせ、店にいた別の経営者の方も「そうなったらもう廃業や」とおっしゃっていました。

    「うちは借金かかえて廃業もできない」という経営者の方もおられます。
    倒れるまで営業をやめることもできない、という辛さ。
  
     利益にかかる税金ではなく、売り上げにかかる消費税の大きな問題点が、また福井の中小経営を津波のように押しつぶそうとしています。なんとしても増税の実施を食い止めなくてはなりません。力をあわせましょう!

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    いよいよ本日です!

    いま大問題の消費税増税と社会保障の一体改悪。
         日本共産党が緊急シンポを開催します。
         9月2日(日)午後1時半~、福井県自治会館。

    メインの報告者には、金沢大学の井上英夫教授。パネリストには、平野治和・光陽生協病院院長、ハスの実の家の渡辺登美子氏、前中小企業家同友会事務局長の牧尾映太郎氏、藤野やすふみ・衆院北信越予定候補らです。

野田政権、民主・自民・公明の国民不在の消費税増税談合・社会保障改悪を許さないたたかいの学習の場となります。
ぜひ、ご参加ください。お問合せ先 0776-27-1380まで。

     

いよいよ明日、税と社会保障問題シンポ、井上英夫教授講演。新藤兼人監督の遺作「一枚のハガキ」。懇談会。

2012年09月01日 | Weblog
いよいよ明日です!

いま大問題の消費税増税と社会保障の一体改悪。
   日本共産党が緊急シンポを開催します。
   9月2日(日)午後1時半~、福井県自治会館。

   メインの報告者には、金沢大学の井上英夫教授。パネリストには、平野治和・光陽生協病院院長、ハスの実の家の渡辺登美子氏、前中小企業家同友会事務局長の牧尾映太郎氏、藤野やすふみ・衆院北信越予定候補らです。
ぜひ、野田政権、民主・自民・公明の国民不在の談合を許さないたたかいの学習の場となります。
ぜひ、ご参加ください。お問合せ先 0776-27-1380まで。

     
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  昨日は、地域訪問や県政市政報告懇談会、新日本婦人の会主催の映画会「一枚のハガキ」鑑賞などでした。


   亡くなられた新藤兼人監督の遺作「一枚のハガキ」は是非観たいと思っていたが、新婦人のみなさんが上映会を開いていただきました。アオッサの8階ホールでほぼ満員でした。
戦争で2度も夫を失う女性。出征中に妻を父親に「とられた」男性。戦争が家族を解体する悲劇が、ユーモアも交えて描かれる。
監督自身の戦争「生き残り」体験の執念が実った重い映画です。だが、みずみずしい。

「今日はお祭りですが
あなたがいらっしゃらないので
何の風情もありません」

1枚のハガキからはじまる物語。

それにしても、大竹しのぶの演技は鬼気迫るものがあります。

ラストシーンは

新約聖書。
一粒の麦 地に落ちて
死なずば 多くの実を
結ぶべし

         
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  懇談会は、鈴木市議の地元の和布地区で。
私やかねもと候補、鈴木市議がお話した後でみなさんからご意見をいただきました。

「領土問題は国の基本ではないか」「議員の視察は政策にどのように反映しているか」
「この地域にも市の施設がほしい」「原発は当面必要ではないか」
「北朝鮮や中国の共産党と日本共産党の関係は」「消費税で得をするのは輸出大企業ではないか」などなど盛りだくさんの質問やご意見をいただきました。

わたしたちが手分けしてお答えいたしました。
残暑厳しい中、ご参加いただきありがとうございました。


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  昨日の毎日福井面に、前支局長からのメッセージが掲載されていました。

  「新たな日本の社会状況から目を背けず、福井が新たな未来へ向けて歩み出すことを願っています」・・・・県民一人ひとり、とりわけ県庁幹部や県議会議員は心したい言葉です。



■毎日・・・・・・支局長からの手紙:東京から見た福井 /福井

毎日新聞 2012年08月31日 地方版


 福井のみなさん、お元気ですか? 空が青く広い福井から、高層ビルが視界をさえぎる東京へ4月に異動し、はや9月です。伊藤雄一支局長の勧めで、東京から見た福井について書いてみます。

 福井の夜にエアコンをかけて寝ることはなかったのですが、こちらではそうはいきません。土のない街は気温が下がらない。エレベーターやエスカレーターに、一日に何度乗ることでしょう。取材で訪ねる先がビルの30階、40階ということも珍しくなく、まったくもって電気仕掛けの都市生活です。

 毎週金曜日、首相官邸前で大勢の人が原発の再稼働に抗議していることはご存じでしょう。福井市ならJR福井駅東口から片町一帯まで、車道を含めて埋め尽くすほどの人出です。何度か取材に行って、その度に驚きました。子ども連れの夫婦やおじいさん、おばあさんも参加しています。電気が東京を支えていることを知らない人はいません。でも、「子どもたちの未来を考えると、このままではいけないと思って」と、誰もが同じように言います。

春に東京で新居を探した時のことです。不動産会社の担当者は、私が新聞記者と知り、仕事そっちのけで原発の安全性について質問攻めにします。福島原発事故直後は首都圏にも放射性物質が降下して影響が懸念されました。この人は関西の兄の元へ子息を避難させたそうです。「二度とあんな目に遭うのは嫌です」と言っていました。こんな風に原発事故への恐れが浸透し、デモの人出につながっているのです。

 福島も取材で訪ねました。事故から1年後の現状を象徴する言葉の一つに、「分断」があることを知りました。補償金の多寡を巡ってはもとより、小中学校の再開一つをとっても、復興のため早期再開を望む人と、子どもの安全を考えて慎重な人の意見が分かれ、そのうちに対立してしまう。心を合わせたいのに、その反対の結果となるのはやり切れないことですね。

デモに参加する東京中心の延べ何十万人、原発事故の被害を受けた福島県の約202万人(3・11前の人口)、さらに隣県の人々……。政府が日本経済を理由に原発の利を説いても通用しないのは、戦後史上ない多数に被害を実感させたことが大きな原因の一つでしょう。日本社会の底に怒りのマグマが形成されました。このマグマは日本の将来にさまざまな影響を及ぼしていくでしょう。

 福井では、この社会の変化に気づいているかどうか。

 震災後の春も、私が離任する前も、福井の産官学各界では「間もなく原発は元通りに動く」という考えが主流でしたが、そうはなっていません。大飯原発3、4号機こそ再稼働したものの、3・11前の稼働水準とは比べものになりません。マグマが見えていないから、読み違えたのではないでしょうか。新たな日本の社会状況から目を背けず、福井が新たな未来へ向けて歩み出すことを願っています。

 追伸 魚、米、野菜、そば……。山と海、広がる田園風景。静けさ、落ち着き。福井には東京にないものが、たくさんありますね。また、ほおばりに行きたいと思います。お元気で。【前福井支局長(現東京本社夕刊編集部)・戸田栄】・・・・・・・・・