前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

原発ゼロへ!今日夕方、福井県庁・関電前アクションです。民主も自民も、暮らしが沈む泥船だあ。

2012年09月28日 | Weblog
   今日は、官邸行動と連帯し、福井でも再稼働反対、原発ゼロへ、の行動があります。
午後4時~県庁前行動・デモ行進、午後6時~県庁・関電前アクションです。
   政治がふらふらし、原発ゼロが遠くへ追いやられようとしている時。ひとりひとりの福島を忘れない、原発とは共存できない、の思いを集めましょう!

           ★

  昨日は地域訪問などでしたが、知り合いのお母さんが「息子に会社から内定がきた」と喜んでいました。おめでとうございます。
しかし、ある方は、「ハローワークにいったが、30前後の若い人でいっぱいや。とても年齢が上の者は採用されない」と。
  ルネサス福井工場の問題を県議会でも取り上げました。マスコミからも取材が相次いでいます。早期退職するにしても、40代、50代での再就職はきびしいものがあるでしょう。
構造改革などといって大企業には甘く、国民には辛くした政治がつづいています。
大企業の内部留保は増えつづけ260兆円、国民の暮らしは厳しく、秋風が吹いています。総選挙で変えましょう!

         ★

■NHK・・・防災指針10月に見直し

  国の新たな原子力の規制組織「原子力規制委員会」は、定例の委員会を開き、去年3月の原発事故を教訓に原子力災害に備えた国の防災指針を見直し、対象範囲を原発の半径30キロに拡大することなどを盛り込んだ、新たな内容を、10月中にまとめることを決めました。

これは、26日開かれた、原子力規制委員会の定例会議で決まったもので、10月中までにまとめる新たな防災指針には、対象となる範囲を、これまでの半径約10キロから30キロに拡大することや、緊急時に即座に避難する範囲を半径5キロとすることなどを盛り込む予定です。避難の基準の見直しや、放射性物質の拡散を予測する「SPEEDI」の活用方法などは地域防災計画を自治体が策定する来年3月までにまとめたいとしています。

  田中委員長は、「防災計画がないままに運転を再開させて下さいという地域はないと思う」と述べ、自治体が防災計画を見直すまでは、原発の運転再開はないという認識を示しました。

一方、定例会議では、運転を再開した関西電力大飯原発で敷地内を走る「破砕帯」と呼ばれる断層について、地震学が専門の島崎委員が、10月下旬にも現地調査を行うことも決まりました。この問題について島崎委員は「関西電力が建設前に行った調査に不備があった上、国の確認でも資料が十分でなかった」と述べこれまでの調査内容を批判しました。また、大飯原発の運転について、田中委員長は「政治的、社会的な判断で運転を再開したものを、根拠もなく止めることは難しい」と述べた上で、「活断層があるかどうかを早急に調べて、黒やグレーが濃い場合は止めて頂く」と述べ、「破砕帯」の調査結果次第で、大飯原発の停止を検討する考えを示しました。・・・・・


「防災計画がないままに運転を再開させて下さいという地域はないと思う」!まさに、これが当然でしょう。
県民を守る計画がないまま大飯再稼働を認めた野田政権と福井県のひどさが改めて浮かび上がります。


      ★

 井上参議院議員が指摘するように、安倍自民党のめざす方向は古い政治です。
民主も自民も、国民の暮らしが沈む泥船だあ。今度は、共産党でいきましょう!

■井上参議院議員・・・自民党総裁選挙の結果は決戦投票で安倍氏が石破氏を破って当選。議員会館 の部屋にも、自民党本部前で興奮気味に歓声を上げているのが聞こえてきました。
う~ん、他党の党首選挙とはいえ、国民とのギャップに驚きます。少なくとも私は、安倍氏の復活を願う街の声を聞いたことがありません。

党員票では安倍氏の支持はわずかだったのは、地方の自民党員がそういう国民の声を感じていたからかもしれません。それでも、国会議員だけによる決選投票では、安倍氏が大逆転したわけです。自民党の現状を示した結果でした。

この結果は、自民党を政権から引きずりおろした国民の審判には何の反省もなく、自民党は何も変わっていませんという宣言であり、いっそうの右寄り政治を目指すという宣言でもあります。

安倍氏は総理時代、教育基本法の改悪や憲法改悪手続法を強行する一方、小泉構造改革を受け継いで貧困と格差を拡大しました。その安倍政権に対し、国民は参院選挙で厳しい審判を下し、自民党は歴史的敗北を喫しました。以来「ねじれ」国会といわれる状況になったのです。

安倍氏は、自民党内から引責辞任を求める声があっても続投を押し切ったにもかかわらず、臨時国会で所信表明演説をした後、代表質問の直前に辞任しました。余りにも異例な政権投げ出しが印象に残っていますが、そもそも、その直前の参院選挙で国民が「ノー」の審判を下しているのです。

ところが安倍氏は総裁選の中で、政権投げ出しを陳謝し、持病は治ったというばかりで、国民の厳しい審判をうけた自らの政権についての反省の声は聞こえてきません。そればかりか、当選後の会見でも、集団的自衛権の行使や憲法改悪に意欲を表明し、「成長戦略」を強調して構造改革路線の推進の姿勢を示すなど、
かつて進めた古い政治への回帰を鮮明にしました。懲りない人です。

一方、政権与党の民主党も、公約違反の消費税増税を強行して問責決議を突きつけられている野田総理を代表に再選。民主党内は、総選挙を前に「これが入閣の最後のチャンス」「いいポストにつけば選挙に有利」と猟官運動に血眼になっているとの話も聞こえてきました。

 嗚呼。二大政党の国民不在ぶりは極まれり。一刻も早く、国民の審判で新しい政治を。・・・・