前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

逆流に抗して、原発ゼロの大道を歩みましょう!逆戻りは許されません!

2012年09月20日 | Weblog
  昨日は、学校訪問調査や議会質問準備などでした。
   今日は自民党、民主党会派の代表質問がおこなわれます。県議会インターネットでも中継されます。
 今日の質問内容や知事・部長の答弁を聞いて、質問内容を固めるつもりです。ガンバリマス。

 廃止される安全委員会の最後の会合が開かれ、原子力の安全規制がおおきな問題を抱えていたことがあらためて浮き彫りになりました。
 新しい規制委員会人事も国民の批判がつよく国会承認されておらず、事務方も保安院からの異動者が多い、ということでは心配の種は尽きません。

 明日は、官邸前行動に呼応して、福井県庁・関電前で、大飯原発再稼動撤回・原発ゼロめざすアクションです。
 毎週金曜日夕方4時から抗議行動、デモ行進。6時から県庁・関電前アクションです。
 国民の声を無視して、財界・アメリカいいなりで原発推進に逆行する政治を変えるためにも声をあげつづけましょう!

  以下、報道です。

■赤旗・・・原発「規制は形骸化」
安全委最終会合 班目委員長が発言

原子力規制委員会が19日に発足することに伴い、廃止される内閣府原子力安全委員会の最後の会合が18日に開かれました。東京電力福島第1原発事故を未然に防止できなかったことは「真摯(しんし)に反省しなければならない」などとする活動の総括と原子力規制委員会への要望をとりまとめました。

 記者会見した班目春樹委員長は「原子力の規制のあり方があまりにも形骸化していた。申請書の誤字脱字を(電力会社に)指摘しても、安全につながらない」と述べました。

 他の4人の委員も所感を述べ、代谷誠治委員は「原子力そのものに潜在的な危険性がある。規制委員会ができるが、(電力会社に)安全だと言わせるのでなく、安全を向上させることが必要」と発言。小山田修委員は、これまでの原発の審査について、「圧力容器の強度など費やされた時間は膨大だが、事故発生やさらなる悪化(防止)にどのように役立ったのか、検証する必要がある」と指摘しました。

 久木田豊委員長代理は、安全対策の提案が経済産業省原子力安全・保安院の了解を得て行われていたなどとして、「原子力安全規制の実行を妨げていた」と釈明。久住静代委員は、原子力防災体制について、今後は発電所ごとに検討を深めてほしいと、規制委員会に要望しました。

▼解説
「安全」の実態吐露も無責任
 原子力安全委員会の委員が最後の会合を機に述べた発言は、これまで本紙が再三指摘してきた安全規制の実態を正直に吐露したものとはいえ、あまりにも当事者意識を欠いた無責任なものといわざるを得ません。

 原子力安全委員会の委員は、国会の同意を経て任命されました。国民の負託を受けて、その任に当たっていたのです。「形骸化していた」というなら、それを正す責任があったはずです。国民は、「安全対策の提案が、保安院の了解を得て行われていた」などという泣き言を聞きたかったわけではありません。

 このような安全委員会がお墨付きを与えた現在の原発が「安全」である保証はありません。国会の同意を得ること自体を無視して発足する規制委員会もまたしかりです。大多数の国民の反対を押し切って再稼働を強行した大飯原発3、4号機をただちに停止させることはもちろん、全ての原発の再稼働策動をやめ、原発ゼロへ踏み出すことが求められています。(間宮利夫)・・・・