前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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きょうされん全国大会に参加。障害者運動の課題を研修。今日は、藤波心さんらの原発シンポです。

2012年09月30日 | Weblog
  昨日は、障害者が通う共同作業所などでつくられている「きょうされん」大会会場前で参加者やボランティアのみなさんにご挨拶。かねもと候補とともに宣伝カーから訴えました。大きな激励ありがとうございました。全国各地から1800名もの方が参加。ささえるボランティアは高校生750名ふくむ1200名とのこと。本当にお疲れ様です。
今日は、きょうされん大会の特別企画、原発問題での特別シンポが開催されます。午前9時半からフェニックスプラザです。
福井大学の山本富士夫名誉教授や、高校生タレントで原発反対をよびかける藤波心さんらが話し合います。参加費1000円です。

   開会式典では、きょうされん理事長や、実行委員長の福田福井大学学長、県の障害福祉課長、東村福井市長のあいさつなどにつづいて、地元の利用者の代表として山内敬一郎さんがあいさつ。会場のフェニックスプラザに障害者用トイレ、スロープなどを実現した経緯にもふれながら、歓迎のあいさつを述べ、大きな拍手につつまれました。

宮城の被災施設からの報告、基調報告、作曲家の池辺晋一郎さんの記念講演と合唱など、すばらしい式典でした。
式典がおわると、分科会に分かれて研修です。


   私が参加した分科会では、きょうされん常務理事の藤井克徳氏が講演。

地震津波被災の女川町では、健常者の死亡は20人に1人、障害者は6人に1人が死亡した。復興にあたっては、障害者問題をすえてほしい、とまず話されました。

政策水準をとらえるうえで、障害のない市民の生活水準と比較すること。低収入+親まるがかえで形の上で地域生活が維持されているのが現実。

また、障害者基本法の成果として、手話が言語にふくまれたこと、障害者政策委員会がつくられたこと、などをあげました。しかし、「可能な限り」という文言が6箇所もあり、「財政の都合がつけば」となりかねない、と指摘しました。

ならなかった障害者総合福祉法、成立した総合支援法についても、具体的な問題点を指摘しました。

最後に、当面の政策課題として、「家族依存からの脱却。公的責任のがれ扶養義務制度」「障害者にかける予算の配分は先進国で最低」などをあげました。

  この後、先日の共産党のシンポでもお世話になった金沢大学の井上教授の話と、藤井氏との討論がおこなわれました。
いま、生活保護議論のなかで扶養義務強化がいわれているが、1950年に生活保護法ができて以来、最大の危機だ。人権としての生活保護は憲法からきており、これを壊すのは憲法違反。ここが破られると、社会保障制度の穴がますますおおきくなる。扶養義務の問題が社会保障制度をダメにしている最大の問題だ、などのやりとりがかわされました。

  最前線のたたかいにふれて、地域でいっそう頑張らねば、と思いました。

  夜は地域訪問活動。総選挙情勢や消費税の問題などで対話をおこないました。激励ありがとうございました。