前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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県議会委員会。福井県立大学目標案、採決見送り。藤野比例候補らとともに県庁・関電前アクション

2012年09月29日 | Weblog
 昨日は、県議会総務教育常任委員会でした。
今議会に福井県立大学中期目標(第二期)が提案されてます。
私は、一般質問で世界の流れにと日本政府が留保を撤回した学費無償化に反して、値上げの方向がだされている問題を指摘しました。
 昨日は、学内合意の不十分さを指摘しました。
8月9日に開催された県立大学の教育研究審議会でだされた、「教員評価の研究費配分への反映はすでに導入しているので目標に書かなくてもいいのではないか」「公立大学法人の業務としてアジアビジネス推進という表現は適当ではない」などの意見もだされており、まだ全体として学内合意と中期目標案への反映が不十分であることなどを指摘しました。
 民主党の山本委員や自民党の山本委員からも、「新旧の対象表もだされておらず議会への説明が不十分」「県内子弟と県内の農業など果たす役割が不明確」などと批判が相次ぎました。
 この日の委員会では採決を見送り、再度委員会で協議することになりました。
 理事者側は、議会への説明を「セレモニー」として扱うのではなく、ていねいな説明責任を果たすべきです。今回の目標案を議会の意見などをふまえて修正提案するぐらいの対応が求められます。また、なによりも、学内で異論の多いものを無理やり議会で通してしまおうというところに根本問題があります。

  また、和歌山県で県立高校の修繕費などへのPTA会費流用が問題となった問題で、「地方財政法27条の3では県立高校施設の建設事業費について住民に負担を転嫁してはならないことになっている。和歌山では、ガイドラインをつくり、県立学校の管理運営、教育活動に必要な経費は設置者の県が負担することを原則とした。わたしもいくつかの高校をみたが、必要な備品やコピー、図書費などにPTA会費が使われている。実態はどうか」と質問しました。
 しかし、県側は「詳細はわからない」とまともに答弁せず、調査もしない姿勢だったため、「PTA総会資料などでわかることだ。実態を12月議会までに調べていただきたい」と要求しました。

 
北陸新幹線問題では、住民への説明の状況を質問。県側は「12回400人」と答えました。「これからも県民のなかには不安や疑問もあるので積極的に説明責任を果たすよう」求めました。
   また自民党委員からフリーゲージの効果に疑問の声。東村総合政策部長は「敦賀で10分の乗り換えだが、費用対効果では30分で計算し、B/Cが低くなる、とされた」と答えました。
  私は、「フリーゲージでは富山で乗換えが発生する」と指摘。部長は、「フル規格で1日27往復。フリーゲージに置き換わるのはサンダーバード23往復、しらさぎ16往復」などと答えました。私は「1日に66往復なんてのは非現実的だ」と批判しましたが、部長は「非現実ではない」と強弁しました。自民党委員も「結局、福井県にはフリーゲージしか来なくなる可能性がある」とつぶやきました。
 また国土交通省が事業費8000億円としている内容をたずねたのにたいし、県側は「認可はその1で土木工事。それが6000億円。2000億円はその2工事でレールや電気設備関係」と答えました。
 また私は「金沢までの開業によって、第三セクターがつくられ、JR西日本から相当人員が第三セクターにいくことになるだろう。福井県内への影響がでないようにJRに求めてほしい」と要望しました。

   議会がおわったあとは、原発ゼロめざす県庁・関電前行動や地域訪問活動でした。
県庁・関電前行動には藤野比例候補、かねもと1区、山本3区候補、鈴木市議、山川あわら市議、松本坂井市議らも参加しました。最後にはレゲエ歌手のみなさんのミニコンサートもおこなわれおおいに盛り上がりました。
 参加されていたみなさんから、「この前の質問を聞きにいきました。知事の答弁ははぐらかしですね。これからもがんばってください」と激励を受けました。ありがとうございます!粘り強くがんばりましょう!