前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福島県富岡町長「政府に再稼働を優先するような姿勢が見えるが、福島県民の心を傷つけるものだ」

2012年12月30日 | Weblog
  昨日は、怪我で入院した義母の見舞いや地域訪問活動でした。義母はちょうどリハビリの最中で大きく息を吐いたりしながら手術後の手足の機能回復にがんばっていました。いつもちゃきちゃきで仕事をする方なので、年末年始をはさむ入院生活はつらいと思いますが、体の回復が第一です。

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  昨日の日経の森元総理の私の履歴書は小沢氏との関係が赤裸々に書かれていました。
・・・小沢さんは張り切っていた。「おれは参院選で大勝して党内から選挙の神様みたいに尊敬されている。今なら党内は全部おれの言うことを聞く。みんな、おれのマジックにかかっているんだよ」「民主党にはろくな人材がいない。みんなバカばっかりだ。このまま政権をとっても危うい。一度、大連立を経験した方がいいと思うんだ」
小沢さんは大変な鼻息だった。私は「大連立で何をやるの」と聞いた。「まず消費税を片付けよう」と小沢さんは言った。私も賛成した。
 増税だけではまずいと思い、私は「憲法改正もやろう」と提案した。小沢さんも「いいよ、やろう」と応じた。・・・民主党政権は小沢さんの予言通り政権担当能力の無さを露呈して混迷続きだった。小沢さんはいつもの悪いクセを出して民主党をかき回し、結局は離党してしまった・・・・・

 この大連立話は成らなかったが、消費税増税大連合は、10%への増税を決めた。
仲間、同志を「バカばっかり」と平然と言い放つ小沢氏にこの間の日本の政治の信頼が傷つけられてきたのだ、とつくづく思う。
 
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 福井県議会で視察した福島県富岡町の遠藤町長が「政府に再稼働を優先するような姿勢が見えるが、福島県民の心を傷つけるものだ」と怒った。
当然の気持ちだ。もし、福井県議会が再稼働などの先導をするなら、なんのための視察だったのか、なにを学んできたのか、が問われることになります。

■毎日・・・原発再稼働:「福島県民の心傷つける」富岡町長が反対表明
               毎日新聞 2012年12月28日 

 東京電力福島第1原発事故のため避難している福島県富岡町の遠藤勝也町長は28日、「政府に再稼働を優先するような姿勢が見えるが、福島県民の心を傷つけるものだ。国民の議論による合意形成がない限り、政府だけで再稼働を決めるのは、福島は絶対大反対だ」と述べた。
 役場が移転している郡山市を訪れた井上信治、田中和徳両副環境相との会談で発言した。

 富岡町には福島第2原発がある。現在は運転停止中で、廃炉を含めた今後の具体的な方針は示されていない。
 遠藤町長は「原発行政がスタートしたのは自民党政権。その政権の中で安全基準が脆弱だったから、事故が起きた」と強く批判。・・・・・・

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 志位委員長は官邸前行動で、原発事故の「A級戦犯」として、安倍総理などを厳しく批判しました。富岡町の遠藤町長の思いに通じます。

■赤旗・・・原発事故の「A級戦犯」の暴走を許すな 官邸前行動 志位委員長が訴え

みなさん。こんばんは。日本共産党の志位和夫です。(拍手)

 今日は、安倍・原発推進内閣が誕生して、初めての抗議行動ですので、私は、一つの「証拠物件」を持ってきました。2006年12月に、共産党の吉井英勝議員が出した質問主意書とその答弁書です。

 質問主意書で、私たちは、「大規模地震で、送電鉄塔の倒壊などで外部電源が得られなくなり、内部電源も働かなくなったときに、原子炉はどうなっていくか。検討を行っているのか」とただしました。

 政府は、それに対する答弁書で、何と答えたか。「ご指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しております」(「うそつき!」の声)。こうして「安全神話」をふりまき、まともな安全対策を何一つやってこなかった。この答弁をしたのは誰か。安倍晋三首相です(「えーっ」、「許せない!」の声)。そして、このときに原発推進の旗振りをやった経済産業大臣をやっていたのが、甘利明氏です。この2人がいま、第2次安倍政権の中枢ではないですか(「ふざけるな!」の声)。安倍首相と甘利大臣は、福島原発事故を引き起こした「A級戦犯」だといいたい。(「そうだ!」の声、大きな拍手)

 原発事故の「A級戦犯」が、そのことの反省もなしに、再稼働なんてとんでもない。新規建設などとんでもありません(「そうだ!」の声、拍手)。そもそも、こういう人たちに原子力行政に携わる資格などありません(拍手)。原発事故の「A級戦犯」の暴走を許すな!(大きな拍手)

 みなさん。たたかいは、いよいよこれからです。「再稼働反対」、「ただちにすべての原発なくせ」の声を、安倍政権に向けて、突きつけていこうではありませんか。(拍手)
 全部の原発がなくなるまで一緒に頑張りましょう。(「頑張ろう!」の声、大きな拍手)