前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井市、坂井市、越前市、敦賀市の医療生協院所で無料低額診療開始へ

2014年04月03日 | Weblog
 わたしが運動団体のみなさんとともに福井県に要望してきたことがまたひとつこの4月から実現しました。

 現在は福井市の松原病院と済生会病院でしかおこなわれていない無料低額診療が県内各地の医療生協関係の院所にひろがることになりました。

 
 無料低額診療事業とは、低所得者などに医療機関が無料または低額な料金によって診療を行う事業です。
 厚生労働省は、「低所得者」「要保護者」「ホームレス」「DV被害者」「人身取引被害者」などの生計困難者が無料低額診療の対象と説明しています。

 わたしたちの相談のなかでも、「3割負担が高くて払えないので医者にいかない」「国保税が高すぎて払えない。保険証もない」などの相談がけっこうあります。
 そのことによって、早くに命を失うことになる方もおられます。先進国・日本の貧困です。

 そこで生活保護などの手続きをするわけですが、必ずしもみなさんが受給できるわけでもありませんし、「親族に知られたくない」などの理由で保護申請をされない方もおられます。


 しかし、無料低額診療制度を活用すれば、生活保護基準までではないが、家計が大変厳しい家庭の医療費を減免することができます。

 お気軽にお問い合わせいただきたいと思います。0776-24-6119


■詳しくは下記のところでご相談ください。申請場所となります。

福井市  光陽生協病院  光陽生協クリニック 光陽生協歯科診療所

坂井市  さかい生協歯科診療所

越前市  たけふ生協歯科診療所

敦賀市  つるが生協診療所 






 




 参考に・・・・ 昨年6月の県要望の際のブログです。ちなみに、今回、薬局は対象でありません。60年ぐらい前の旧い法律が運用されているので、現状にマッチしてないのです。
 中核市市長会も国に改善を要望していますね。ぜひ、薬局も対象になるようにガンバリマス!応援お願いします。


▼民医連の「保健共同企画ふくい」のみなさんが福井県に無料低額診療の相談にみえられ同席しました。いまおこなっているのは、松原病院と済生会病院だけで、しかも昭和30年代の登録、とのこと。受診患者の1割以上が低所得の該当者であることが要件ですが、その手続きのことなども県側もよくわからないとのこと。そりゃ、60年ちかく事務してなけりゃわからないでしょうねえ。

 今回の趣旨は、最近は病院と薬局の分離がすすんでいるので、薬局が無料低額診療の対象からはずれ、問題がおこる可能性があるということでの相談でした。
 医薬分業は最近の流れですから、法律そのものの見直しが必要です。金沢市などの中核市の市長会も政府に要望をだしているとのことで、福井県にも無料低額診療の院所の拡大と、薬局も対象とするように政府に働きかけていただきたい、と要望しました。