前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

新幹線会合、あいつぐ生活相談などの対応、原発再稼働反対金曜行動、TPPの行方

2014年04月26日 | Weblog
昨日は、新幹線福井延伸を考える会の会合で、先日の富山の会との懇談をふまえていろいろ議論しました。いよいよ本格的に今年度は100数十億円もの事業費。県民にアピールする活動計画も考えていかなくてはなりません。

 午後は、西村、鈴木両市議とともに福井市で相談対応、その後、きゅうきょ県議会に戻り、県の担当課にもきていただいて相談の対応、と慌しい。
 夕方からは原発再稼働反対金曜行動に参加。おいしいコーヒーの差し入れもいただいて、福井センター合唱団の方とともにうたごえも響かせました。

 すったもんだの日米共同声明でも、「米国は,包括的,平和的かつ安全な原子力の利用及び再生可能エネルギーの導入の加速を含む日本の新しいエネルギー基本計画を歓迎した。日米両国は,企業間の協力の促進や民生用原子力の協力の深化によるものを含め,クリーン・エネルギーの開発を促進するために共に取り組んでいる。」と明示されました。原発がクリーンエネルギーなどと謳いあげるのは壮大なまやかしです。

 日米会談にあわせるように、西川知事は、国際的な原子力推進組織で講演することを大々的にアピールしていますが、原発人材育成でIAEAと協力しながら、安倍政権の原発輸出を支えているわけですから大問題です。
 福島原発事故などなかったかのような安倍政権、西川県政と正面から対決し、美しい日本と国土、国民を守るために日本共産党はガンバリマス。



 

 ところで、その日米共同声明のTPP部分です。

■日米両国はまた,貿易自由化を前進させ,経済成長を促進するため,多国間の金融及び経済フォーラムにおいて緊密に連携する。両国の共同の取組は,自由で,開かれ,透明であり,技術革新を推進する国際的な経済システムを支持することに基づいている。経済成長を更に増進し,域内の貿易及び投資を拡大し,並びにルールに基づいた貿易システムを強化するため,日米両国は,高い水準で,野心的で,包括的な環太平洋パートナーシップ(TPP)協定を達成するために必要な大胆な措置をとることにコミットしている。

本日,両国は,TPPに関する二国間の重要な課題について前進する道筋を特定した。これは,TPP交渉におけるキー・マイルストンを画し,より幅広い交渉への新たなモメンタムをもたらたすことになる。両国は全てのTPP交渉参加国に対し,協定を妥結するために必要な措置をとるために可能な限り早期に行動するよう呼びかける。このような前進はあるものの,TPPの妥結にはまだなされるべき作業が残されている。・・・・・・

 
 オバマ大統領が異例の対応までしてこだわったTPPである。ここにふくまれた意味の大きさは時間と共に明らかになるでしょう。
 しかしこの道は、国会決議や自民党の選挙公約を踏みにじることにもなりかねません。
 安倍政権の政治生命にもかかわっていくし、そうなら国民的な運動で「TPP交渉から撤退せよ」と自民党にせまっていきましょう!
 ひきつづく地方選挙、来年のいっせい地方選挙でも国民と国土の命綱である農業食糧問題も大きな争点にしていくことが必要ですね。
  

■日経・・・麻生太郎副総理・財務・金融相は25日午前の閣議後の記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)を巡る日米協議が大筋合意に至らなかったことについて「オバマ(米大統領)が国内でまとめきれる力はいまないだろう」と語った。オバマ政権が11月に中間選挙を控えていることを指摘し「いま協議がまとまったとしても米国の議会で通る保証はない」と主張。「5、6カ月あるから、いろんな話を継続していくということでいいのではないか」とも語った。

 一方、菅義偉官房長官は同日の記者会見で麻生氏の発言について問われ「米国国内のことで、麻生副総理がどういう状況で発言したのか分からないのでコメントは控える」と答えた。そのうえで「合意を達成する道筋は確認できたので、そこに向かっていく」と説明。「大筋合意に向け、互いに重要懸案について配慮しながら、包括的で高いレベルの合意を実現する道筋については、互いに確認できた」と強調した。