前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

5月3日は憲法記念日つどいに参加を、と宣伝。福山雅治主演映画を堪能。橘曙覧

2014年04月27日 | Weblog
 昨日は、9条の会の憲法記念日講演会を案内する宣伝活動に参加しました。9条の会ふくいの屋敷事務局長や、福井市9条の会の海道弁護士、茂呂弁護士らが集団的自衛権の解釈改憲をすすめようとしている安倍政権の問題点、5月3日午後2時~アオッサ県民ホールで開催される講演会の案内をおこないました。

 午後は新日本婦人の会が主催して開催した映画「そして父になる」を鑑賞。福山雅治、尾野真千子ら人気俳優の出演とあって若い女性のみなさんもたくさん。会場は満杯でした。
 チラシに「息子を取り違えられた二つの家族。血のつながりか、共に過ごした時間か。突きつけられる慟哭の選択」と。

 こういうテーマの映画がつくられるというのも現在の家族のあり方が問われているからでしょうか。
深刻な題材ですが、映画は深刻に描かずに、会場から笑い、涙がひろがって。
 
 夜は、後援会のみなさんと地域訪問活動。どこでも消費税増税反対、10パーセントなんてとんでもない、ということで署名が集まります。大きな大増税反対運動をおこして、安倍政権を追いつめていきましょう!暮らしを守るのは、わたしたちの世論と運動です。がんばりましょう。


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 時代を経ても、いろいろ出てくるものですねえ。

橘曙覧の弟子が保存していたものが、今日甦った。幸い福井空襲の被災地でなかったことや、「処分しない」末裔に恵まれた、ということもあるでしょう。
 私の議会控え室にも岩波文庫版の歌集があります。その後、新しい歌も加えられているとお聞きしていますが、今度の発見をふまえて、解説もふくめて新版を期待したいところです。

 県民福井の記事は、・・・・ドナルド・キーンさんは「曙覧在世時の刊行本は今まで知られておらず、素晴らしい大発見。非常にうれしい」とコメント・・・・と報道。

 キーンさんは東日本大震災後に日本国籍を取得し、現在の日本の在り様にも直言されている方ですね。日本を愛し、応援していただいているキーンさんに、また福井で機会があれば講演していただきたいものです。


■県民福井・・・橘曙覧の新歌4首発見 生前に歌集5点編集・刊行

幕末の県内歌壇 実態明らか


 天皇、皇后両陛下の訪米時にクリントン元大統領が歓迎スピーチで歌を引用したことでも知られる幕末の福井の歌人橘曙覧(たちばなのあけみ)(一八一二~六八)が生前に編集・刊行した歌集五点が見つかった。これまで曙覧の生前に発刊された歌集はないとされていた。歌集からは、これまで知られていなかった和歌四首も見つかった。 (山内悠記子)

 福井市在住で元同市立図書館長の加藤昭雄さんが所蔵していた。加藤さんから県に歌集の寄贈の申し入れがあり、これを受けて県が調べて判明し二十四日、発表した。

 歌集は「若くさ」「嘉永壬子月次初会之哥(かえいみずのえねつきなみはつかいのうた)」などで、曙覧が四十代前半に刊行したとみられる。和歌四首は「橘曙覧全歌集」にも収録されておらず、藩主松平春嶽の治世を称賛する歌などがあった。

 歌集には「わらや社中」と記され、曙覧の長男の井手今滋や福井藩士、庄屋層など約百十数人が和歌を寄せていた。曙覧が主宰した結社が存在し、定期的に歌会も催して藩内のさまざまな身分の人らが歌を寄せた実態が明らかになった。

 この発見について、日本文学研究者で日本国籍を取得したドナルド・キーンさんは「曙覧在世時の刊行本は今まで知られておらず、素晴らしい大発見。非常にうれしい」とコメント。

 曙覧を研究している広島大大学院教授の久保田啓一さんは「市井歌人の曙覧が、藩主や藩士を中心とする福井藩歌壇の一角に組み込まれていたことを示す資料」と評価している。県は歌集五点を二十五日から五月二十一日まで、福井市下馬町の県文書館で特別公開する。

 橘曙覧 清貧を好み、個性豊かな歌を詠んだ。自選した860首の歌を収めた「志濃夫廼舎歌集(しのぶのやかしゅう)」は没後に出版された。明治になって正岡子規が曙覧の和歌を「万葉・実朝以来の歌人」と絶賛。天皇、皇后両陛下が1994年に訪米した際、クリントン大統領が歓迎スピーチで曙覧の一首「たのしみは 朝おきいでて昨日まで 無かりし花の咲ける見る時」を引用し、再評価された。・・・・