前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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原発の再稼働をめぐる情勢と西川県政の姿勢

2014年11月09日 | Weblog
  昨日は、秋まわり、原発問題学習会の講師、共産党の会議、町内仕事、地域訪問活動などでした。
国民救援会主催の原発学習会では、主催者から出された「原発の再稼働をめぐる情勢と西川県政の姿勢」というテーマで1時間、お話しさせていただきました。ちょうど県社会福祉センターは耐震工事中で、室内まで工事の音が響くこともありました。
 
 参加者のみなさんからも、避難計画、ヨウ素剤、原発ゼロと電力需給、稼働していない原発の安全性、などなどについて次々とたくさんの質問をいただきました。
 これから再稼働反対署名運動に地元で取り組むので、各地の学習会を「渡り歩いている」という方も。
 「知り合いに集めたいので署名用紙をほしい」という方も。

 福井市内であれば、都合のつく限りお話にうかがいます。お気軽にお声かけください。
 

 参考に、私が配布したレジュメも紹介します。

■原発の再稼働をめぐる情勢と西川県政の姿勢

        
1. 福島事故を忘れていく危険
・自殺された奥さん。東電に賠償を認めた福島地裁判決

・福島県の被災者のみなさんは訴えています・・・・・
 福島を忘れないでください。
東京都の半分の面積が、放射能汚染で住めない事態がつづいているのです。
12万5000人もの人が、我が家に戻れないのです。
 被災した東北3県のなかでも福島県は突出して「その後の死亡」が増えています。
震災津波での直接の死者が1603人、その後の原発事故関連死亡が1795人にものぼっています。自死も増えています。

 福島の現実はわたしたちになにを語っているのでしょうか。
 安全な原発などない、ということです。
 原発と共存できない、ということです。・・・・・・

  この福島の叫びを忘れた時、聞かないふりをつづける時、原発事故が再来する可能性があるのです。


・福島事故がなかったかのように・・・・歪められる行政・議会――なぜ民意を反映しないのか

   原発マネー  関電、原電、機構

 共産党が企業団体献金禁止をもとめている理由


2.福井地裁判決の画期的意義と原発推進側の衝撃
・なぜ勝てたのか      島田弁護士 岩波ブックレット

・元県庁幹部、県の原子力安全専門委員先頭に

・西川知事の答弁
   福井地裁判決、福島地裁判決をたずねた私の質問に・・・



3.歴史をふりかえって
 福井県の原発。住民運動。共産党。

・原発を許さないたたかい  川西町、小浜市
・立地での新たなたたかい 90年代
 敦賀原発増設問う住民投票直接請求。この運動がその後、「県民署名草の根連帯」の2度にわたる20万こえる署名に。高浜プルサーマルでも。

 世論と運動が世界最大級の敦賀3,4号機建設の足をとめた。



4.いまの情勢とたたかい

川内原発再稼働めぐる状況。
川内原発 ―― 巨大噴火で大惨事に。「原発燃料の移動避難には数年かかる」。火山噴火予知も数年前には完全に無理。
 19分後にメルトダウン、90分で格納容器破壊に。とても住民避難は完全に無理。
 ⇒ 福井県議会では私の質問に「100パーセント避難」と

安倍政権の原発再稼働・輸出戦略。それを地方でになう中心に福井県庁、西川知事、県議会。

西川知事の果たしている特異な役割
 民主党・野田政権 大飯3,4号再稼働
 自民党公明党・安倍政権 エネルギー基本計画

県議会。原発推進のオール与党




5.県民署名の取り組み。来春のいっせい地方選挙 

 いま何が大事か。再稼働反対の県民署名運動の成功
  現在の到達は・・・。いろんな活動のなかで思い切って署名の推進を位置付けて。自分の住んでいる地域訪問なども。

 いっせい地方選挙での選択と審判