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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

農村労組第16回定期大会であいさつ。福井市9条の会でブラック企業問題学習

2014年11月12日 | Weblog




 昨日の再稼働反対市民行進は若い女性のみなさんが先頭ですね。
私は、昨日はその時間、農村労組第16回定期大会に参加。
 じん肺などねばりづよくたたかってこられたみなさんに敬意をこめて連帯のあいさつをさせていただきました。
健康に留意され、お元気でがんばっていただきたいと思います。

 夜は福井市9条の会例会で、海道弁護士からブラック企業問題についてお話しをお聞きしました。
県内企業の間でも、大学生の間でも、ブラック企業問題の関心の大きな高まりがあります。

 それにしても派遣法の改悪案はいわば日本を「総ブラック化」しかねない内容です。

 「企業は、派遣労働者をいくら使っても正社員にする必要もなく、正社員よりはるかに安い賃金で働かせ続けることができるのです。日本共産党が「正社員を減らして派遣への置き換えが進む」と指摘してきた通りです。「生涯ハケン」「正社員ゼロ」の危険性がいよいよ明瞭になっています。」

 解散総選挙となれば、きっぱり廃案しかありません。
こんなひどい労働法制改悪をすすめる自民党、公明党、安倍政権にたいしてきっちり審判をくだしましょう!


■赤旗・・・派遣法改悪案 廃案しかない  「生涯ハケン」「正社員ゼロ」の危険

与党が認めた欠陥法案

 法案は10月31日に審議が始まる予定でしたが、与党の公明が委員会前の理事会で修正案を示すという異例の事態が起こり、審議入りできませんでした。

 同党の修正案では、「派遣は臨時的かつ一時的なものであることが原則である」「施行後、雇用慣行に悪影響を及ぼしている恐れがある場合は、速やかに検討を行う」規定などを盛り込むとしています。

 改悪案はもともと与党が了承して国会に提出されたものです。その審議も始まらないうちに修正案を出すことは、欠陥法案であることを与党が認めたことを意味しています。

 日本共産党は「与党も欠陥を指摘する法案は撤回すべきだ」と主張しています。


“ウソ”が破たん

 雇用は「直接雇用」が原則であり、これに対し派遣は、雇用主でもない人の下で働かされる「間接雇用」です。

 労働基準法などで禁じる賃金のピンハネであり、解雇も簡単にできるのが特徴です。

 そのため、「臨時的・一時的業務に限定する」というのが大原則でした。ところが改悪案はこの原則を覆し、恒常的に派遣労働を使えるようにします。

 無期雇用の場合は期間制限をなくし、有期雇用の場合でも労働者を入れ替えるか、部署を変更するだけで事実上、制限なく働かせることができる仕組みになっています。

 ところが安倍首相は「派遣先で正社員が派遣労働者に代替されることを防ぐことになっている」(10月28日、衆院本会議)と述べ、原則は変わらないとごまかしてきました。

 しかし、修正案が、「臨時的・一時的」原則を考慮するよう加えたり、施行後の見直し条項を置くこと自体、この原則が守られないことを示しています。


実効性何もなし

 法案の危険性は、予算委員会などでの議論を通じても浮き彫りとなっています。

 首相は、「正社員への道が開かれる」といって正社員化が進むかのように主張してきました。しかし、法案に盛り込まれたのは、派遣労働者への「正社員の募集情報の提供」など何の実効性もないことが明らかになりました。

 一方で、諸外国では当たり前となっている派遣先の正社員と派遣労働者の「均等待遇」について首相は、「導入するには乗り越えるべき課題がある」といって先送りしています。

 企業は、派遣労働者をいくら使っても正社員にする必要もなく、正社員よりはるかに安い賃金で働かせ続けることができるのです。日本共産党が「正社員を減らして派遣への置き換えが進む」と指摘してきた通りです。

 「生涯ハケン」「正社員ゼロ」の危険性がいよいよ明瞭になっています。