前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

街頭宣伝。予算特別委員会で反対討論。地域訪問で再稼働反対署名つぎつぎ・・・・・・

2014年10月02日 | 福井県政
 昨日も、朝の街頭宣伝の後、県議会予算特別委員会でした。9月県議会も明日の最終日を残すだけとなりました。

 委員会の最後に予算案に反対討論。おもな反対理由は、①消費税増税しながら不要不急の公共事業・北陸新幹線関連で1億円余、②社会保障・税番号制度システム整備に3400万余が投じられる。これはいわゆる国民総背番号制度であり、赤ちゃんからお年寄りまでのすべての日本国民と中長期滞在の外国人を含めた日本居住者一人ひとりにマイナンバーをつける仕組みです。いま、あらゆる情報がコンピューターに管理されるなかで、最近でも教育産業や運輸産業からの膨大な個人データ漏えい事件が相次いでいます。国民の多くが、「個人情報の漏洩によるプライバシー侵害」「個人情報の不正利用による被害」に不安を感じています。それへの対策もきわめて不十分です。国民主権を掘り崩しかねない危険なシステム構築には反対です。

 夜は地域訪問活動。西川知事あての原発再稼働反対署名を集めました。ほとんどのお宅で協力してくれます。「福島のように福井をしたらあかん」「危険な原発はやめて」の声がどんどん広がってますね。
 対話のなかでは、「福井の駅前はさびしい。プラネタリウムなどつくるなんてだめ。県が恐竜のモニュメントたてるのも、一時の関心よぶだけ。照手の三秀プールもなくすと聞いたが、ああいう街中のプールこそ市民のために残すべき。もっときちんとした政策を」と手厳しい。ごもっともです。はい。

 また、「福井空港はつくらなくてよかった。大変な赤字になったでしょう。新幹線もいらない」との声も。福井空港の話がでてきたのには少し驚きましたが、行政の公共事業の無駄を県民の方は見抜いていますね。
 新幹線は見直せ!は県議会では私一人の主張ですが、多くの県民の声だと実感します。
 ガンバリマス。応援お願いします!



                ★

  いよいよ稀代の悪法、戦前の治安維持法の現代版ともいわれる秘密保護法の施行日が決まるようです。
 このような法が発動されれば、全国の基地問題や、福井の原発問題なども「特定秘密」とどんどん秘密主義が拡大されかねません。
 それを「暴いた」マスコミや政治家が処罰されるようでは、民主主義は委縮していきます。
 国民の8割の反対。悪法の施行はやめよ!
 がんばりましょう!
                                  
 以下、報道です。
■NHK・・・・特定秘密保護法 12月10日施行の方向
10月1日 17時38分
                                  
 世耕官房副長官は午後の記者会見で、特定秘密保護法を12月10日に施行する方向で調整していることを明らかにしたうえで、国民の理解が得られるよう説明責任を果たしていきたいという考えを示しました。
                                  
  この中で世耕官房副長官は、特定秘密保護法について「法律でことし12月12日までに施行するという取り決めになっている。今のところ施行期日は12月10日とする方向で与党や政府部内で調整中だ」と述べました。
そのうえで世耕官房副長官は、「法律にのっとって、きちっと準備を行って施行するということだ。パブリックコメントで頂いたご意見もきっちり集約し、有識者にも目を通していただいて反映していきたい。法律で決まった内容に沿って、国民にしっかり説明責任を果たして理解を深めていきたい」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141001/k10015033851000.html

福井県議会予算特別委員会で新幹線、原子力、医療費無料化について質疑

2014年10月01日 | 福井県政
  昨日は県議会の予算特別委員会で質疑をおこないました。夜は9条の会会合などでした。
福井県議会ホームページから録画でみることができます。

私が質問した要旨はつぎのような内容です。

一、新幹線と北陸線第三セクター

■いま、まちを歩けば、アベノミクス効果などまったく感じない。
 消費税増税と物価高、年金削減で、庶民からは政治にたいする怨嗟の声。「1食減らしている」「次の年金支給日までもたない」「年金減らされて、負担が増えるのは辛い」
 東村部長は本会議で私に新幹線計画への理解を求められましたが、新幹線建設と北陸線の第三セクター化には県民の過半数が反対しており、民主主義を大事にしたい私としては現状では賛成するわけにはいきません。
おおよそ、新幹線建設と北陸本線の第三セクター化で福井県の負担はそれぞれいくらと見込んでいるのか。


■私は、一般質問でFGTができるまでの間、金沢―大阪・名古屋間のサンダーバード、しらさぎ号の存続を求めた。
そこでたずねるが、現在、福井駅から、大阪方面サンダーバートに乗車する客で、その乗客の降車駅の割合は、旅客流動調査などではどうなっているのか。また、大阪駅から金沢方面サンダーバードに乗車する客の降車駅の割合はどうなっているのか。
 石川県は県民調査をおこなう。福井県も、県政の重要問題で県民の声とニーズを把握する調査をおこなうべきではないか。


■来春の新幹線金沢開業で、金沢―福井間の特急が3本できる。福井県としての活用策、運行時間帯(決まってなければ、要望している時間帯)などをたずねる。


 いっそう金沢へ吸い取られる懸念はないか。ダイヤ改正で普通列車の削減につながりかねない懸念はないのか。


二、 原子力
■原発の稼働で発生する使用済み核燃料や再処理後の高レベル放射性廃棄物に関して、日本学術会議は、再稼働を判断する際、新たに発生する高レベル放射性廃棄物を暫定的に保管する施設を電力会社の責任で確保することを必要条件にすべきだとする報告書をまとめた。このことについて知事の見解を問う。



■新規制基準。知事は、欧米に比べて、原発の工学的安全システムの基準が、日本は劣っていることを認めるのか、認めないのか。

 規制委員会の審査が終われば、県の安全専門委員会の審査がおこなわれることになる。中川委員長は雑誌で、大飯原発再稼働を認めない福井地裁判決について、「中身がない」などと厳しく批判している。国民の共感をよんでいる福井地裁判決を公の雑誌で批判する方が審査の責任者というのは不適切ではないか。


■防災。先の原子力防災訓練とそのシュミレーションによれば、福島原発事故級の事故が高浜原発でおこった場合に、避難計画の実行によって、住民総数のうち、何パーセントを避難先まで避難させることができるとなるのか。また、何パーセントの住民を被曝することなく避難させることができるのか。おおよその推計値を問う。

 訓練の評価とまとめの文書はいつ発表するのか。


三、 福祉
■ こども医療費無料化。現在の償還払いで市町が外部機関に支払っている事務的経費の総額はいくらか。これが現物給付・窓口無料化になれば、おおよそいくらぐらいになるのか、たずねる。
  多くの県が現物給付にふみだしているが、たとえば、群馬県は県としておこなっている現物支給制度を群馬県自身どう評価していると認識しているか。たずねる。あわせて福井県として群馬県の事例をどう評価するか、またはしないのか、たずねる。