『呼吸入門』(齋藤孝著、角川文庫)を読む。
「会議やディスカッションで上手く流れに乗って発言できないんですよ」というような話を何回か若手(社員)から聞いたことがある。
「言うか言うまいか一瞬躊躇したりすると、他の上司や先輩がスッと意見を言いはったりするんです。しかもそれが自分が言いたかった中身やったりすると悔しくてぇ(苦笑)」
よく分かる、流れに呼吸が合わせられず間が悪くなるのだ。
本書に、「間のつかみ方を上達させる」筆者オリジナルのトレーニングが紹介してあった。「10(テン)カウント」というゲームである。
何人かで集まって、いったんシーンとして、順番を決めずに一から十までの数字を一人ずつ声に出していく。少しでも誰かと声が重なったらアウトで、また一から戻ってやり直し。
次に誰が数字を言うか分からないので、場の空気、他の人の息づかいをキャッチして、重ならないようにスッとタイミングよく声を発しなければならない。かなり集中力がいる。
この時、誰かが言った声に被ってしまうのは、息を止められないということ、瞬時に息を溜めることができない。会話上手な人は、相手の一瞬の動きを見て、発言したり止めたりできる。
なるほど、面白そうなトレーニングである。齋藤先生は自身が主宰する塾で子どもたちに実施しているそうだが、これを果たして“ええ大人”にさせられるかどうかだナ…。
「会議やディスカッションで上手く流れに乗って発言できないんですよ」というような話を何回か若手(社員)から聞いたことがある。
「言うか言うまいか一瞬躊躇したりすると、他の上司や先輩がスッと意見を言いはったりするんです。しかもそれが自分が言いたかった中身やったりすると悔しくてぇ(苦笑)」
よく分かる、流れに呼吸が合わせられず間が悪くなるのだ。
本書に、「間のつかみ方を上達させる」筆者オリジナルのトレーニングが紹介してあった。「10(テン)カウント」というゲームである。
何人かで集まって、いったんシーンとして、順番を決めずに一から十までの数字を一人ずつ声に出していく。少しでも誰かと声が重なったらアウトで、また一から戻ってやり直し。
次に誰が数字を言うか分からないので、場の空気、他の人の息づかいをキャッチして、重ならないようにスッとタイミングよく声を発しなければならない。かなり集中力がいる。
この時、誰かが言った声に被ってしまうのは、息を止められないということ、瞬時に息を溜めることができない。会話上手な人は、相手の一瞬の動きを見て、発言したり止めたりできる。
なるほど、面白そうなトレーニングである。齋藤先生は自身が主宰する塾で子どもたちに実施しているそうだが、これを果たして“ええ大人”にさせられるかどうかだナ…。