当ブログの「日本古典文学-和歌」のカテゴリーの記事数が増えたので、さらに春夏秋冬の四季に細別しました。
ちなみに、現在の暦をそのまま陰暦の暦に当てはめているので、実際の季節とはズレがあります。1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬としています。(ところどころそうなってない部分もありますが…。)
恋の歌や雑の歌など無季節の歌も、なるべくそれっぽい季節のところに混ぜています。
過去のブログ(「創作古典和歌」)に、コメントをいただきました。
山口游さんの「平安時代の京ことばをめぐって」というサイトを教えていただきました。じっくり読んで勉強させていただきたいです。
最終章には、自作の擬古的和歌(詞書付き)も盛り込まれており、興味深かったです。私なら、
聞けばなほ過ぎにしかたぞしのばるる飛鳥の寺の入相のこゑ
たちかへり来しかたのみぞしのばるる聞くにもの憂き入相のこゑ
歌意はちょっと変わってきてしまいますが……。
こういう、単語をちょっと取り替えたりして和歌を改作するという試みは、王朝びともきっとやっていたのだろうな、と想像できて、とても楽しいです。
そうそう、水垣久さんのサイト「やまとうた」には、「花筵」という和歌投稿掲示板があり、創作和歌を見たり(投稿したり!)できるようです。たまに現代語もまじりますが、ほとんど古語の和歌(短歌)ばかりです。
萩谷朴の「平安朝歌合大成」(同朋舎出版)に歌題索引があるのを発見! 本文に歌題の記載がない和歌も、できるだけ歌題を推定したとのこと。
これを参考にすれば、四季の古典和歌収集のさらなる充実が可能になりそうです。(とりこぼした歌題のピックアップとか、歌題設定の見本にもなるし、なにより、読み方が勉強になります。)