monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

サイト「古典短歌講座」

2010年08月01日 | 日本古典文学-和歌

 「古典短歌講座」(宿谷睦夫氏)というHPを発見しました。古典和歌を作ってみたいと思っている人を対象にして作歌の解説をするサイトです。
 1~12月の月ごとに歌題を設定して、古典和歌を例歌として示し、さらに現代人の作歌例も載せているのが、興味ぶかいです。現在、中級まで見ることができますが、早く上級まで見たいものです。
 すべて英文併記な点も特筆すべきですね。「プラザ・プラザ」(クロスカルチャープラザ)という雑誌も初めて知りました(ただし、現在休刊中)。

 この宿谷睦夫さんの長歌が、サイト「文語の苑」で見れます。(トップページ→詞藻樓→和歌俳句→長歌)


「日本古典文学-和歌」のカテゴリーを四季に細別

2010年06月15日 | 日本古典文学-和歌

 当ブログの「日本古典文学-和歌」のカテゴリーの記事数が増えたので、さらに春夏秋冬の四季に細別しました。

 ちなみに、現在の暦をそのまま陰暦の暦に当てはめているので、実際の季節とはズレがあります。1~3月を春、4~6月を夏、7~9月を秋、10~12月を冬としています。(ところどころそうなってない部分もありますが…。)
 恋の歌や雑の歌など無季節の歌も、なるべくそれっぽい季節のところに混ぜています。


創作古典和歌(つづき)

2010年04月05日 | 日本古典文学-和歌

 過去のブログ(創作古典和歌)に、コメントをいただきました。
 山口游さんの「平安時代の京ことばをめぐって」というサイトを教えていただきました。じっくり読んで勉強させていただきたいです。

 最終章には、自作の擬古的和歌(詞書付き)も盛り込まれており、興味深かったです。私なら、

  聞けばなほ過ぎにしかたぞしのばるる飛鳥の寺の入相のこゑ
  たちかへり来しかたのみぞしのばるる聞くにもの憂き入相のこゑ

歌意はちょっと変わってきてしまいますが……。
 こういう、単語をちょっと取り替えたりして和歌を改作するという試みは、王朝びともきっとやっていたのだろうな、と想像できて、とても楽しいです。

 そうそう、水垣久さんのサイト「やまとうた」には、「花筵」という和歌投稿掲示板があり、創作和歌を見たり(投稿したり!)できるようです。たまに現代語もまじりますが、ほとんど古語の和歌(短歌)ばかりです。


「平安朝歌合大成」の歌題索引

2010年04月03日 | 日本古典文学-和歌

 萩谷朴の「平安朝歌合大成」(同朋舎出版)に歌題索引があるのを発見! 本文に歌題の記載がない和歌も、できるだけ歌題を推定したとのこと。
 これを参考にすれば、四季の古典和歌収集のさらなる充実が可能になりそうです。(とりこぼした歌題のピックアップとか、歌題設定の見本にもなるし、なにより、読み方が勉強になります。)