巣立ちの歌
花の色 雲の影
なつかしい あの思い出
過ぎし日の 窓に残して
巣立ち行く 今日の別れ
いざさらば さらば先生
いざさらば さらば友よ
美しい明日(あす)の日のため
風の日も 雨の日も
励みきし 学びの庭
かの教え 胸に抱きて
巣立ち行く 今日の別れ
いざさらば さらば先生
いざさらば さらば友よ
輝かしい明日の日のため
巣立ちの歌
花の色 雲の影
なつかしい あの思い出
過ぎし日の 窓に残して
巣立ち行く 今日の別れ
いざさらば さらば先生
いざさらば さらば友よ
美しい明日(あす)の日のため
風の日も 雨の日も
励みきし 学びの庭
かの教え 胸に抱きて
巣立ち行く 今日の別れ
いざさらば さらば先生
いざさらば さらば友よ
輝かしい明日の日のため
螢の光(稲垣千頴)
ほたるの光 まどの雪
ふみ読む月日 かさねつつ
いつしか年も すぎのとを
あけてぞ今朝は 別れゆく
とまるもゆくも かぎりとて
かたみに思ふ ちよろづの
心のはしを ひとことに
さきくとばかり うたふなり
つくしのきわみ みちのおく
うみやまとほく へだつとも
そのまごころは へだてなく
ひとつにつくせ くにのため
千島のおくも おきなはも
やしまのうちの まもりなり
いたらんくにに いさおしく
つとめよわがせ つつがなく
あおげば尊し
あおげばとうとし、わが師の恩。
教(おしえ)の庭にも、はやいくとせ。
おもえばいと疾(と)し、このとし月。
今こそわかれめ、いざさらば。
互いにむつみし、日ごろの恩。
わかるる後(のち)にも、やよ忘るな。
身をたて名をあげ、やよはげめよ。
いまこそわかれめ、いざさらば。
朝夕なれにし、まなびの窓。
ほたるのともし火、つむ白雪(しらゆき)。
わするるまぞなき、ゆくとし月。
今こそわかれめ、いざさらば。
リンゴのひとりごと (武内俊子)
わたしは真赤なリンゴです
お国は寒い北の国
リンゴ畑の晴れた日に
箱につめられ汽車ポッポ
町の市場へ着きました
リンゴ リンゴ リンゴ
リンゴ かわいいひとりごと
果物店の小父さんに
お顔をきれいにみがかれて
みんな並んだお店先
青いお空を見るたびに
リンゴ畑をおもいます
リンゴ リンゴ リンゴ
リンゴ かわいいひとりごと
今頃どうしているかしら
リンゴ畑のおじいさん
箱へリンゴをつめながら
唄をうたっているかしら
たばこをふかしているかしら
リンゴ リンゴ リンゴ
リンゴ かわいいひとりごと
「箱にリンゴを」とか「お唄をうたって」とか、歌いやすいようにちょこっと変えて歌ってます。
私は「♪赤いリンゴに唇よせて~」よりも、こっちの方が好きです。(3番まで全部おぼえやすいし。)
旅愁 (犬童球渓)
更け行く秋の夜、旅の空の、
わびしき思いに、ひとりなやむ。
恋しやふるさと、なつかし父母(ちちはは)、
夢じにたどるは、故郷(さと)の家路。
窓うつ嵐に、夢もやぶれ、
遥けき彼方に、こころ迷う。
恋しやふるさと、なつかし父母。
思いに浮ぶは、杜のこずえ。
この歌の「なつかし父母」の部分は、「ドレミド・ドシソミファ」ではなく、「ドレミレ・レドシラシ」で歌ってます。