「むらはぎ(叢萩・群萩)」とは「むらがって生えている萩。」のことですが、日本国語大辞典用例よりもさかのぼる用例が複数あります。
うすくこくわきてやつゆもおきつらむまのゝむらはぎおのがいろいろ
(二三〇・嘉保二年八月廿八日 郁芳門院媞子内親王前栽合、2)
『平安朝歌合大成 増補新訂 第三巻』同朋舎出版、1996年、1539ページ
00596 師頼 ふたはより-あさたつしかは-しからめと-まののむらはき-はなさきにけり
(堀河百首~日文研の和歌データベース)
00015 あめふれは-おもひこそやれ-つゆをたに-おもけにみえし(イおもけになひく)-まののむらはき
(六条修理大夫集~日文研の和歌データベース)
00306 頼政 ともすれは-しからむしかの-なきのみや-のへにかはれる-やとのむらはき
(為忠家初度百首~日文研の和歌データベース)