「道芝の露」という用語の用例は日本国語大辞典・第二版では、『有明の別』〔12C後〕からの例が早いのですが、150年ぐらいさかのぼる用例など、他にさかのぼる用例が複数あります。
きえかへりあるかなきかの我が身かなうらみてかへるみちしばのつゆ
(小大君集、62)
『新編国歌大観 第三巻 私家集編1 歌集』角川書店、1985年、140ページ
なつのひの-あしにあたれは-さしなから-はかなくきゆる-みちしはのつゆ
みちしはの-つゆとおきゐる-ひとにより-わかたまくらの-そてもかわかす
(和泉式部集・24、893)~日文研HPの和歌データベースより
さらぬたに-なみたのかかる-わかそてを-かくれぬらしそ-みちしはのつゆ
(堀河院艶書合-康和四年閏五月・43)~日文研HPの和歌データベースより
あかなくに-おきつるたにも-あるものを-ゆくへもしらぬ-みちしはのつゆ
(為忠家初度百首・恋・620・俊成)~日文研HPの和歌データベースより
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