ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

ポーランド2日目その2

2006-10-24 03:39:10 | Public
WARSAW RISING MUSIUMに着く。1944年8月、ワルシャワ市民はソ連軍の援護を期待しながらドイツ軍に蜂起を開始した。その様子を丁寧に追った、近代的記念館である。暦は8月1日から始まり、69日間、1日1日を追う。写真、ラジオ、ナチスの鎮圧、武器、そして破壊された街。ドイツ軍にはるかに劣る古い手製の武器を手に、大人も子供も苦しい顔で戦う姿は、映画で見た「レ・ミゼラブル」を思い出させた。レ・ミゼラブルは18世紀、ワルシャワ蜂起は20世紀の出来事だが。2004年8月1日、ワルシャワ蜂起60周年を記念してオープンしたこの記念館は、きっと新しいワルシャワの必須訪問地なることと思う。

疲れて、早めに宿に帰ってくる。手にはパンとチーズ、ビールとレトルトのスープ。なんというか、住めば都と感じる私の単純さには自分でも笑えるが、すっかり違和感を感じなくなっている。キッチンがわりと小奇麗にしてあるのがいい。

夕食後、ダイニングで本を開いたところで宿で働いてる男の子と話し始め、なんだか長話。パートタイムで大学に通う彼は、デンマークへの留学を考えているらしく、HOW IS DENMARK?と聞いてくる。うーん、難しい。

何を話したっけ、大学のこと、デンマークのこと、英語のこと、ポーランドのこと、FUCKIN GOVERNMENTのこと、、シンプルな表現しか使えない二人、どんどん気にせずにダイレクトに質問が出来る。

彼に誘われてレセプションでピザを食べる。パソコンを前に、もう一人の男の子も混ざって変な会話が続く。だってこの人、変なことしか聞かないんだもの。「日本人は小さいから赤ん坊も小さいんだろう?」とか。しまいには日本の伝統音楽を教えてくれというから、尺八と三味線、琴をネットでサーチ。「寝るときにいいんだ」というけど、何もなくても寝られそうなズウタイなのになぁ・・・話しつかれて12時半くらいに就寝。