ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

考えるスパン

2006-10-02 03:52:58 | Public
風邪を引いた。日本ではまったく風邪を引かなかったのに・・・。旅行でさぼったぶんを取り返すべく、この週末にはぎっしり勉強の予定を入れてみたのに全く機能しなかった。あぁ恐ろしや。。

何もしたくない気分の中で、いくつか心配事が頭に浮かんだ。1つは10月後半にあるテスト。1つはそのテストの前に行こうとしている1週間の旅行。今日から10月だ。

何もしない、というか寝てばかりの2日間だった。普段、わたくしはあまり長い時間(8時間以上)寝られない体質のようなのだが、この2日とも、日中に3、4時間の昼寝をした。それでも足りない、と体が言っている。すこし微熱気味。

こんな生活の中で、何もしなくてもなんだか快適に楽しく毎日が過ぎていくことを知ってしまった。これは恐るべきことだ。自分自身を怠惰に感じながらも、まいっか、で次の日がやってくる。。。日本ではこんな感覚なかった気がする。何が違う?

すなわち、何をするにも1セメスターは短すぎる、という思いが頭の中にあるから、努力継続型の活動をする意欲がなかなか出てこないのだ。その代わり、せつな的な楽しみには大変意欲的だったりする(笑)毎晩コモンルームでサッカーゲーム(手動で、棒に幾つか人形が付いてるやつ)に熱中するのがそれだ。全て、「1セメスターだけだし」と思えば悩みにもならなければ悔しかったり悲しかったりもしない。深刻にならない。交換留学生たちが総じて明るく軽やかに見えるのは、そういう感覚があるのかもしれない。


「物事を考えるスパン」で、人の性格、生き方って相当変わってくると思う。

ビジネススクールを選ぶ学生たちは、多分にリアリスティックで実行的、短いスパンで考えるのが好きな・得意な人たちだと日々感じる。この点理系の人間、というより私の周りの理系を選んだ人間とはだいぶ違う。私の周りのゼミ生もそうだ。それに加えて、交換留学生はもっと違う。全てが切り離されたこの5ヶ月という中途半端な時間で、強制的にせつな的思考の中に導かれているかのように思える。よく食べ、よく遊び、旅をして、、帰っていく。わたくしもまぎれもなくその中に居る。

何が言いたいかというと、全てを深刻に考えられなくなっているような気がするという、ぼんやりとした不安が心地よさの中にあって、残りの日数を思うたびにどうしたものかなぁと思うわけです。


同じプログラムの交換留学から帰ってきた先輩が、帰ってきて早々、「コツコツやるしかないな、と思った」とふっとそれだけもらした言葉を思い出す。なんだか少し分かった気がした。
継続は力なり。というか、継続しなくちゃ力にならないわけで。
・・・継続するのは苦手、でも何か継続してないと不安、というのが私という人間のようです。

そういうわけで今日決めました。一日一ブログ継続宣言。どうぞよろしくお願いします。