ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

映画「死ぬまでにしたい10のこと」

2013-10-11 08:33:03 | Movie

映画「死ぬまでにしたい10のこと」
2003年 カナダ・スペイン ★★★★

BSで放映されていたものを録画して観た。3回目くらい。全身に転移したがんで、余命2、3ヶ月と言われた23歳の女の子が、「死ぬまでにしたい10のこと」を試みていく。17歳のときに子どもが出来て、今は2人の女の子の母親でもある。

録画してあったこの映画の再生ボタンを押したのは、おそらく夫の同僚の女性記者が37歳で亡くなったと聞いたからだと思う。胃がんで、発見されたときにはもう末期だったという。発見から1年も経たずにその日を迎えたようだった。
私は面識もなく、夫も一緒に働いたことはない。どんな人だったかは知らない。それでも、同じ会社を選んで、同じような仕事をしてきて、同じような上司の下で、いくらかは同じようなことを考えたこともあるんだろうなと思うと、妙に近しい気がした。37歳で、胃がんで死ぬということもあり得るのだ。ただそれだけで今はショックで、そうであればどうしなければいけないのか、スティーブ・ジョブスのように、毎日を「最後の日だとしても」と考えて真剣に生きなければいけないのか、ぜんぜん分からない。映画を見ても、わからない。でも、少しだけ毎日への真剣さは増したような気がする。

健康で毎日を生きる。その中でやりたいこと、望むことを目指すことが出来るというのは幸福なことだ。そういう幸福にあやかることが出来るからには、不幸にもそうでない人の分まで、思う存分にやらなくてはいけない。そんなことも考えた。


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