ドルに懸念ありということでユーロの保有比率を上げていたのは国際金融の現場では皆同じだったと思う。そのユーロからついに資金移動を考えたときに、ドル以外を求める流れがゴールドを、そしてYENを押し上げた。昨年11月に始まったギリシャ問題が、ユーロ圏金融当局と市場との捉え方の違いにより(従来感覚の)対応策が市場に先読みされ結果的に後手に回るという構図は、08年当時のポールソン時代の財務省とバーナンキFRBの再現という感じだ。
金融当局と市場のせめぎ合い。
本日予定されていた、ドイツ議会下院はギリシャの支援法案を可決したと伝えられている。「
ユーロを守る必要がある。ギリシャを破産させることは計り知れない影響を与える可能性があるということで全ての最高政策決定者が一致ギリシャ支援策の他の全ての代替案は、ドイツの納税者にとって高くつく。ギリシャとの結束が破綻することは許すことできず(ショイブレ独財務相)」そうでしょ。
昨夜のNY株の急落は、各種触れられているので割愛。今夜は恒例の米雇用統計の発表だが、国政調査のための臨時雇用や(持続性は別として)足元でやや明るさが出た景気もあって18万人程度の増加予想となっている。「改善」は概ね織り込み済み。むしろこの期待を違えることが波乱につながる。失業率がどう出るか。
さすがに1200ドル超の金市場では売りがでるのは必定。どの程度、それを消化するのかが見もの。相場はモメンタムの域に入っている。
金融当局と市場のせめぎ合い。
本日予定されていた、ドイツ議会下院はギリシャの支援法案を可決したと伝えられている。「
ユーロを守る必要がある。ギリシャを破産させることは計り知れない影響を与える可能性があるということで全ての最高政策決定者が一致ギリシャ支援策の他の全ての代替案は、ドイツの納税者にとって高くつく。ギリシャとの結束が破綻することは許すことできず(ショイブレ独財務相)」そうでしょ。
昨夜のNY株の急落は、各種触れられているので割愛。今夜は恒例の米雇用統計の発表だが、国政調査のための臨時雇用や(持続性は別として)足元でやや明るさが出た景気もあって18万人程度の増加予想となっている。「改善」は概ね織り込み済み。むしろこの期待を違えることが波乱につながる。失業率がどう出るか。
さすがに1200ドル超の金市場では売りがでるのは必定。どの程度、それを消化するのかが見もの。相場はモメンタムの域に入っている。
そう思いたくなるくらいこの価格を抜けずにもう半年近く経った。
ここ数日、金価格は急ピッチで上昇してきたし、株や他の商品の損失の補填のために金を利益確定売りするのはわかるが・・?
今やっとドル高ユーロ安でも金が買われるソブリンリスクの逃避買い機運が高まってきたのに1200ドル、1300ドルと上昇して行かないとしたら金の出番は来ないのでは?
雇用、景気回復が一時的にでも軌道に乗りFRBが公然とFF金利を上げる良い金利上昇の前の、過剰流動性とソブリンリスクが並存している現在こそ金の出番ではないでしょうか?
もう通貨の呪縛はとかれたのだから?
だってユーロ・ドルは1.3以下ですから。
あと20ドルくらいでドル建てでも
史上最高値更新。
有事ではドル>金だったのが
金 >ドルに変化してきたのが
大きいね。
ドバイショックの頃とは様変わりですね。
利益確定売りをこなしながら上昇していくのでは?
円高で日本の投資家は利益相殺。
でも
円>ドルは
円<ドルに潮目が変わるのも間近か?
普天間でメタメタの政局の日本は絶対に
日本売りが襲うと思います。
正しくは亀井先生にお答え願いたいです。
私見ですが、戦争に負けてからは米国により日本は徹底的に国の産業政策が制限されました。
例えば飛行機などは研究・製造が実質禁止され、まだ世界で飛んでいる名機YS11が最後の日本製飛行機です。最近は三菱重工が中型機の開発を始めるなど変化が見られます。
日本が旅客機まで作れば貿易黒字が益々膨大になるといった問題もあります。
金は敗戦国である日本は買いたくても持たせてもらえなかったのだと思います。それにしても、ドイツと比べても酷いレベルです。米国債を郵貯で買い増す亀井某などはまさに亡国政治家ではないでしょうか?
いろいろと日本の事情があるわけですし、郵貯をなにに使おうとも国益あってのことですから。
ただ愚者のあたまで考えるに、国債が金貨だったらよかったのにねと思う次第です。
亀井先生、皆様のコメントを楽しみにしています。