報じられているように米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、ギリシャとポルトガルの長期債を大幅に引き下げたことから、ユーロは急落し欧米を中心に株式市場も大幅安となった。ユーロ圏を中心に激震が走るかたちで、欧米を中心に株式市場は軒並み大幅安に。この中で「Flight to Quality(質への逃避)」から金が買われ急騰、NY時間外で1170ドル台に乗せ年初来高値を更新。これが先日書いた、08年秋との環境の違いによって生まれている状況。基本的にカネ余りの中での選択。
ギリシャの長期債の格下げは3段階に及び「BBB+」から「BB+」となった。これは「投機的」すなわちジャンク債を意味し、年金基金などでは自動的に保有対象から外さなければならなくなった。ポルトガルの格下げは2段階で「A+」から「A-」となった。市場が恐れるギリシャから他への“恐怖あるいは懐疑の連鎖”が現実のものとなりつつあり、欧州各国l金融当局は類焼を防ぐのに躍起。さすがにドイツでもギリシャ支援にむけ踏み込んだ発言が増えてきた。
さてこの格下げを受け、他の格付会社であるムーディーズやフィッチがどう出るかということが当座の市場のポイントとなりそうだ。
米議会では渦中のゴールドマンサックス幹部を召喚しての公聴会が開かれているが、FRBにしても仮に買い取った資産の売却などということができるのであれば、ゴールドマンを外すと困るだろうなぁ。イタリア中銀の今の総裁(ECBの理事)など元のロンドン地盤のゴールドマンの副社長。
FOMCの政策判断にも影響を与える、この環境。金市場は売りが控える価格帯だが、大きな変化がない限り突破してしまうのではないか。
ギリシャの長期債の格下げは3段階に及び「BBB+」から「BB+」となった。これは「投機的」すなわちジャンク債を意味し、年金基金などでは自動的に保有対象から外さなければならなくなった。ポルトガルの格下げは2段階で「A+」から「A-」となった。市場が恐れるギリシャから他への“恐怖あるいは懐疑の連鎖”が現実のものとなりつつあり、欧州各国l金融当局は類焼を防ぐのに躍起。さすがにドイツでもギリシャ支援にむけ踏み込んだ発言が増えてきた。
さてこの格下げを受け、他の格付会社であるムーディーズやフィッチがどう出るかということが当座の市場のポイントとなりそうだ。
米議会では渦中のゴールドマンサックス幹部を召喚しての公聴会が開かれているが、FRBにしても仮に買い取った資産の売却などということができるのであれば、ゴールドマンを外すと困るだろうなぁ。イタリア中銀の今の総裁(ECBの理事)など元のロンドン地盤のゴールドマンの副社長。
FOMCの政策判断にも影響を与える、この環境。金市場は売りが控える価格帯だが、大きな変化がない限り突破してしまうのではないか。
短期では円高要因と言われているから。
米国の金利が上がれば原則的にはドル高金安要因だ。
ソブリンリスクで金を買い上がるには米国の利上げが失敗する過程を経なければ正当性がないのではないか?
何様のつもりなんだか
格付け会社を格付けするところは無いんですかね?
以前はユーロ安なら金は売られていた。しかし、ここにきてギリシア、ポルトガルの国債の格下げ、しかもギリシアは投資不適格のいわゆるジャンク債への格下げが行われ一気にソブリンリスクからユーロ安とのデカップリングで金が買われ始めた。
ヘッジファンドが過剰流動性で手にした資金でユーロ売りの集中砲火を浴びせてるとの報道だ。
普天間、小澤の政局はどうみても円安要因だろう。
金買いの不安は、GS,ポールソン問題の再燃。
米国の金融規制法案。
中国の金融引き締め策。
中国の不動産バブルが年内にも破裂するらしいこと。
亀井先生はソブリンリスクから国レベルで
金が買われてるとの御指摘だが、破綻しかねないなら手持ちの金を売る動きも出てくるのではないか?
元の切り上げでは過去円高になったとのことだが、あくまでドル元の間の問題であり数学的にはドル円にはニュートラルなのだが・・?
金はソブリンリスクで上昇する新たな局面をむかえており通貨の呪縛から解放されたようだ。
竹下元総理の「ふるさと創生1億円事業」で金塊を買い大きな含み損を出した市町村も現在金塊を持っていれば逆に大きな含み益だろう。
米国、日本などの破綻を私も含めて安易に予想する向きも多いが、日本の破綻、国債破綻が戦後の敗戦による破綻と同様の事態が日本経済に起こることと同義語ならば阿鼻叫喚の再現になる。
金を10キロ持っていてどれほどの意味があるだろうか?
戦後は金などの貴金属は善良な市民はお国に供出したため普通は所持していなかった。
土地など多く所有していた個人も大多数は食料などのその日の暮らしのために二束三文で売り払った。土地成金は農地解放で農地を得た小作人などの食料に不自由しない人たちが高度成長期に農地を売って場合が多い。
破綻リスクを囃して金を買うのは結構だが日本が本当に破綻したらその悲惨さは筆舌に尽し難いものだろうし現在の軟弱な日本人が辛苦に耐えて克服できるものなのか疑問だ。
1 年内には2000ドル突破も。
2 3000ドルを突破するところまで
は行く。
現時点では
「獲らぬ狸の皮算用」と言いたくなるくらい、
強気で、楽観的な予想だが・・。
さて、結果はどうなるかな?