亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

メタル上昇のウラのドルの妖(あや)しさ

2007年02月26日 21時23分57秒 | 金市場
2月20日の当欄に日銀は利上げをする、しかし当座は材料出尽くしでドル円はむしろ円安に向かい、その後反転して(ドル安の結果としての)円高に向かうのでは・・・・とした。実はこれを書いた翌日の21日にちょうど決定会合の結果が発表される時間帯に大阪でセミナー(勉強会といったほうが適切かな)をやっていたので、急遽パワーポイントの画面でネットを立ち上げ、リアルタイムのドル円相場と金のスポット価格を映し出し、解説しながらということをやってみた。結果は参加していただいた方々に興味を持ってもらえたようで、まずまずよかった。その時も前日ここに書いた内容の話をさせてもらった。いま足元でややドル安の方向に進み始めている。もちろん短期的なトレンドを言っているわけではないので、目先の当たり外れに拘(こだわ)ってはいない。それでもドルは、あやしい・・・(いま変換で「妖しい」と出たので、なかなかこっちの方がイイかもと思ってしまった)。何だかんだドルはマネーを引きつける(惹きつける)からねぇ、やはり妖しい。現実は足元が怪しいんだけど・・。

さて金はもとよりメタル相場全般が元気なのは、このドルの怪しさが根底にある。近々メタル相場に調整局面が訪れたとしてもトレンドに変わりはないだろう。特に金はそういうこと。このように書くと直ぐに、“そっか~ドルの暴落かぁ~”などと連想するアナタは(本を売らんが為の)脅しのシナリオに毒されたヒトなのかも知れない(あくまでも、“知れない”)。話がややこしくなるので金に話を絞ると、おそらくグローバル化で世界的な金融経済の形が変わりつつある環境の下で、金価格もそれに見合った値位置を探し求めているというふうに捉えている。当欄のコメント欄に最近書いたが、円建てで見ると誤ると思う、あくまで基本はドル建てで見るべきであって、そのドル建て価格も(かねがねセミナーでも話すように)850ドルは過去に記録されている価格につき無視はできないが、それ以上でも以下でもなく参考にはならない。当時、まさにバブルの頂点でついた価格は、今や自然体でついてしまう価格になっている可能性がある。それでもこうした認識が受け入れられるには時間が必要であって、相応の時間の経過と上振れ、下振れという価格展開が不可欠ということだろう。その上下動にハラハラドキドキ一喜一憂もそれぞれの選択だし、泰然として見守るも選択だし、まぁそれぞれの金相場というわけ。変動要因の広い金市場をみることで、投資の視野を広めるんだ・・というふうなことでいいんじゃないでしょーか。。・・・なんだかオチが甘かったようで(ハハハ)。。

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3 コメント

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Unknown (こがねむし)
2007-02-26 23:32:07
>このように書くと直ぐに、“そっか~ドルの暴落かぁ~”などと連想するアナタは(本を売らんが為の)脅しのシナリオに毒されたヒト

ドキッ(汗)

しかし、数年前は700ドルなんて夢のようでしたが、あっという間でした。
数年後はどの水準かわかりませんが、ジム・ロジャースは過去850ドルはインフレ換算で2000ドル、1000ドルには確実に達すると言ってますがどうなんでしょうね。
某K先生には「地に足をつけろ」と怒られそうですが・・・

連日お忙しそうですが、ゴールドアナリストの90年代とはどんな時代だったのか聞いてみたいものです。

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私もドキッ (fairlane)
2007-02-27 00:59:08
ものの見事に第二回延滞の社長さんの影響を受けました・・・でも結構当たってるんですけどね。
あれから地価は下がったし、夕張市も倒産したし。もしあの時ドル買ってれば今ではかなりではないかと。(ちゃんとしたFX業者があったか別として。)
あの時期にああいう本を書いた勇気を買いたいです。


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もうじき600トン越えだ・・・ (きんきん)
2007-02-27 14:20:52
早すぎるのか遅すぎるのかわからないがETFは600トンまじかだ。早く1000トン越えないかなぁ?
ETFが相場に『大きく!』与える影響の目方なんぞを見てみたい。。。。
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